【家族日記】父の背中とチキンな私 | fufu official blog

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日野原希美と藤本ゲンのfufu( ふふ )のブログです。
『 夫婦 』 であったり
『 ふふっ 』 と笑う笑い声だったり
『 フーフー 』 と熱いものを冷ます行為だったり
母が子に与える無償の愛や、大自然が私たちに与える無償の愛のような
音楽を奏でています。

10/30(月)

今日は先週に引き続き台風一過の週明け。
風は強かったけど思い切って洗濯物を外に干してみた。

天気が良くない日が多いから
なるべく洗濯はこまめにするように心がけてるけど
それでもたまる時はガシンとたまってしまう。。
今日は結構な量があったので少し悩んだ末、
部屋干しのリスクより
飛んでいくリスクをとるの巻

結果。
干された洗濯物はみんな
鯉のぼり状態になってたけど
飛んではいかなかった!
乾いてもくれたからスベテヨシ!

昼間、久しぶりに父のところに行って
一緒にランチする。
2年前に母が先に光の世界に還って、それを見送って。
その母の最期を看取った家に一人で一年住んでた。

父はある意味強い人であるけど
母が亡くなろうとしているところから亡くなった後、
何度心折れただろうと思う。

自分の母(私の祖母)が亡くなった時ですら泣かず
どこか他人事のようにしていた父が
(実際、泣いたかもしれないけど多分、泣いてない)
毎朝母と二人であげていたお経を
一人であげた朝、お経をあげながら泣いてた。

弱音を一度もはいたことがない父が
「一人じゃ辛すぎていられないから
しばらく一緒にいてほしい」と言ってきた。
ギックリ腰で大変だったゲンさんの
荷物を運ぶのを口実にして仕事場まで行ったりもした。

たぶん、なんにせよ、
一人じゃいられなかったんだと思う。

そんな父を時おり旅行に誘ったり
なるべくちょこまか出かけて行って
ランチを一緒にしたりしてきたけど
一緒にいれば一人じゃないから。。
笑ったり喋ったりするから
一人でいる時に実際どれだけ辛かったか
どれだけ辛いかは
やっぱり、わからない。

今、強い父なのか、弱い父なのかも、
わからない。

会えば必ず母の話をする。
父の記憶の中には必ず母がいる。

生きてる間は二人で頑固大会して
お互いつっけんどん比べしてたけど
文句言いながら、不満持ちながら、
心はこんなにも相手で満たされているものなんだなぁ。

居なくなってわかるって
私的には切なすぎて嫌。
だから、そばにいる間に思いっきり愛そうと思うし
ある意味、父と母を反面教師にして生きていたりする。

だけど今の父を見てると
切ないより愛が大きくて
生きてる間に分かり合えない愛も
ありなんじゃないかなと思えたりする。

まぁ。
どっちでもいいんだ。
愛があるなら。

きっと母は自分が望むように愛されなくて
生きてる間は悲しかっただろうと思うけど
今の父を空から見て喜んでるだろうと私は思う。
だって、愛されてるから。
体をなくしてはっきり知っただろう。
愛されてたんだって。

会えば母の話をする父を見ながら
母が亡くなった翌日の、
一人でお経をあげながら泣いていた
父の背中を思い出す。
死ぬちょっと前の意識のない母に
「じゃぁ俺、隣で寝るからな」とか
「テレビ、消そうな」とか
普通に語りかける父の姿を思い出す。

そして思い出す。
私は愛されてたんだと。
二人の愛の中に生まれてきたんだと。

父と母の仲がよくなくてすごく悲しかった。
一番側にいる人とこんなにも分かり合えないのって
こんな悲劇、他にはないと反発した。
絶対結婚なんかしないと思ってた。
どこかで自分自身を愛せなかった。

でも今ならわかる。
愛せる。

今の父は私がこれまで見てきた父とは
少し違う父です。
そして今日も別れ際に
「今日は楽しかったな」と言う父でした。

私たちはそれぞれの学び方で
それぞれ同じことを学んでるんだね。


明日の保育園コンサートの準備と
「夏の夜の夢」の稽古の準備をして
早起きしなきゃいけない日に限って
眠れなかったりするチキンな希美さんでした

眠れますように…
みんな眠れますように。


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