1997年○月△日
だけど、わたしにはどうして右がこっちで、左があっちなのかがわからない。
だからね、せんせーにきいたの。
そしたら
「お箸を持つ方が右よ」
とおしえてくれた。
「せんせー。わたし、ほいくえんのときはこっちの手でお箸もってたんだよ。ほいくえんのせんせーがこっちはつかっちゃだめっていうから、こっちになったの。
ねえ、せんせー。ほんとはどっちが右なの?」
せんせーは呆れた顔をして、
「こっちが右。あっちが左。そういうもんなの!」
と強く言う。
あ~ぁ...またおこらせちゃった。どうしてすぐに大人はおこるのかな。
せんせーはなんでもしってるからおしえてくれてもいいのに...
がっかりした気持ちで
窓の外を見る。
窓際の席は大好き。
授業中に、ぼ~っと雲や空を眺めたり
木の葉っぱの数を数えたりする。
じ~っと、葉っぱを見ていると
葉っぱに住む虫が見えてくる。
わたしにだけ、彼らは挨拶をしてくれる。
「こんにちわ!」と言えば
会釈をくれる。礼儀正しい奴らだ。
葉っぱに住む虫。
ここだけの話、ほんとは秘密だけど
あなたにだけ教えてあげる!
実はね、
葉っぱの裏側の葉脈は街なのです。
あの葉脈にたくさんの小さな家があり、家庭がある。色んな虫が住んでいるのです。
その虫が嬉しいと葉っぱが赤くなって、悲しいと茶色くなる。葉っぱに住む虫が死ぬと地面に葉っぱが散っていくのだ。
彼らはわたしと一緒になって悲しみ、喜んでくれる。非常に気の合う仲間なんだ!
とばかり当時(小学生の頃)は考えていた。
(なんとも自分に都合の良い考え方ですこと...苦笑)
妄想の日々であったことに間違いは無い。
(妄想の中でしか生きられなかったとも言えるけど笑)
そんな妄想をしているうちについつい眠くなり、うたた寝をする。すると、またせんせーに怒られる。
「起きなさい!小学生なのだから、お昼寝の時間はもうありませんよ!」と。
わたしにはすぐに眠ってしまう癖があった。小学生の頃なんてむしろ居眠りする子どもの方が珍しい。だからか余計に居眠りをすると目立つのであった。
目立つのは嫌だから頑張って起きていようとするのだが...できなかった。
****************
頭の中はいつも自由で好きだった。
何にでもなれる、何でもできる。
嫌なことから逃げることができる。
こころとアタマだけは自分だけのものであり、何人たりとも侵略することができないものなのだから。
しあわせはいつもここにある。
それは今も昔も変わらない。
****************
Freeeee!!!!!マンセー!!笑
なあんてね♡笑
厨二病チックな回想記で~した♡笑