●2016.03.某日 外猫さん。
3月某日、休みの日に近所の公園前を自転車で通る。
この公園、休みの日には少年野球のチームが練習をしているがこの日は誰も居ないようだった。
平日の午後、夕方は近所の子供たちが集まって来て何をして遊んでいるのかは判らないが、入り口近くに自転車が並び、声が途切れることはない場所。
その日のその時間帯は、子ども達の声はせず閑散としていた。
近所の方が、犬を引いて散歩しているのを見かけた。
自転車で部屋に向かって帰る途中、道の先に猫を見つけた。
自転車をゆっくりと、音をなるべく立てないよう近づき、公園の入り口から中に入る猫に近づく。
どうやら猫は自転車で近付いていた私に気付いていた様子だが、気付いただけでは特に気に留めていない様子。
だが、自転車を降りて、携帯電話のカメラを向けている私に対しては、“何か用か?”と、身構えたようだ。
最高気温が20℃近くまで上がった日、日光浴と散歩を兼ねていたのかもしれない。
白地に頭と背中に茶の柄、背中の茶部分の中央に白の島が見える。
最初は、公園の入り口から左側に進むも、引き返し今後は公園入口から右側に向かう。
勝手知ったる、いつもの散歩コースだったが、お邪魔虫のニンゲン(私)がカメラを向けるから、うっとうしくて、散歩コースを短縮したようだ。
公園を出て、再び道を基る猫。
私も、(放っておけばいいのに)懲りずに、ついていこうかと思ったが、子どもが家から飛び出して来て、猫は駆けて行った。
遠目で、通りの右側の家の敷地に入った所までは確認したが、姿は見失った。
白茶の猫が、敷地に入った場所は、以前に他の猫も道路と敷地を出入りしているのを何度も見かけたことが有る。
外出自由の飼い猫なのか、あるいは外で暮らす猫達の面倒を観ているのか?。
その家の人とは全く面識が無いが、猫好きな事は間違いない。
以前に公園の中で視線を感じ、振り向くとその家の2階の窓から、外を眺めている猫と目が合ったことが有る。
この公園周辺では、茶トラ、茶白の猫は何度も見かけている。
皆兄弟か、従姉妹か、あるいははとこか。
朝夕の冷え込みは残るが、冬は明けて過ごしやすくなった、外で暮らす猫達、幸い車の通りも少ないこの場所で、平和に暮らして欲しい。