ボイスドラマ『HIROKANA 声 -Surprise voice drama-』 | あるひのきりはらさん。

ボイスドラマ『HIROKANA 声 -Surprise voice drama-』

 

と、いうわけで、この記事が公開される時にはババーンと公開されている……であろう、ボイスドラマのお話です。

 ボイスドラマといえば、『リジカル』と『エンコサイヨウ』のクロスオーバーボイスドラマだろ、と、誰もが思う(私もそう思う)かと思いますが……違うんです、ええ、違うんです。

 今回ボイスドラマを作成したのは、相互リンクでお世話になっております、Twitterでもそれはもうお世話になっております、水成豊さん(以下:スイさん)のオリジナル小説・『HIROKANA』なんです。

 そう、サプライズでボイスドラマを作成し、原作者様に送りつけて驚かせるというドッキリを仕掛けたのでした!!

 

 『FLD』と『オーバーラップ』に続く3回目ですね。個人的にも久しぶりの企画だったので、「やろう!!」と決意してから早かったです。

 どうしてこのタイミングで仕掛たのかというお話の前に、実はこの音声化、霧原的にも割と悲願でして。

 前回『オーバーラップ』を勝手に音声化させてもらった時、この流れで『HIROKANA』もやっちゃおうと思っていたんです。本当です嘘じゃないです。サイト10周年企画の一環として、お礼参り(?)に献上しようと思っていたんです。

 結局、私のやる気やタイミングなどがあり、実現には至らなかったのですが……最近になってTwitterでスイさんと親しくさせていただくことが多くなり、私は以前からヒロ君カナちゃんが大好きだったので、特にヒロ君の勝手な設定を妄想しては垂れ流すということをさせてもらっていました。

 そんな中で、私が自分得な小説の設定を思いつき、スイさんに「書くよ!!」と宣言。スイさんもそんな霧原に触発されたのか、色々と外伝を書いてくださって……霧原は(・∀・)ニヤニヤしっぱなしです。本当にありがとうございます……!!

 

 そう、スイさんはガンガン作品を発表しているのに、言い出しっぺの霧原の筆が進まず……「こ、コレではダメだ、何かもっとスイさんに喜んでもらう企画を!!」と思い、今回のボイスドラマに至りました。

 いやー、やはりやりたいと思ったことは早かったです。思いついた数時間後には、キャストさん打診の文章を送っていましたからね。

 丁度『縁故採用四重奏』を作っていたこともあり、ボイスコさんとも親しくさせてもらっていたので……私の悪巧みを引き受けてくれそうな、ヒロ君とカナちゃんのイメージに合うキャストさんを考えたのです。

 

 そして同時に、どのエピソードを音声化するのか考えました。2人の出会いである第1話は外せないのですが、気持ち的にもう一つ作りたい……どうしようか、と。

 ヒロ君がカナちゃんに告白するシーンも考えたのですが、カナちゃんのセリフ量が多くなってしまうので見送り。原作ラストも考えましたが、コレをやると英一兄貴と私の敬愛するジャスティナお義姉さまにも声をつける必要があります。今回はシンプルに2人の会話劇にしようと思っていたので泣く泣く見送りました……次があるならジャスティナお義姉さまにも声をつけたいなぁ……。

 そんなことがあり、『逢-Email-』と『薬-Medicine of magic-』に決定。編集はとにかくシンプルに、2人の会話をメインにするために、効果音を付け足したい欲をセーブしました。

 『縁故採用四重奏』は、基本的に3人以上出てきてワイワイしているので……あー楽しかった。深夜テンションで一気に仕上げました。

 

 ではでは、霧原の悪巧みにお付き合いいただきましたキャストさんについて、いつものごとく語り倒しますよー!!

 なお、太字の「」内は、今回のボイスドラマで霧原が一番好きなセリフです。

 

国枝浩隆(ヒロ)役:ジョン・ドウさん

「次から次へと……弱ったな、骨抜きになりそうだ」

 ジョンさんには『縁故採用四重奏』で、名杙統治役をお願いしています。

 元々落ち着いたお兄さん声だなーという印象と、Twitterなどでお話させてもらい、フットワーク軽そうだなと思って(失礼)、打診してみることにしました。快く引き受けていただきまして感謝しかありません!!

 統治はどちらかというとクールに分類される(あれでも!!)ので、ヒロ君の落ち着いて優しい感じをどう表現してもらえるのか、自分のキャラでもないくせに上から目線で、音声の提出を待っておりました。

 そして、提出していただいた音声を聞いて……「キャ━━(#゚ロ゚#)━━ッ!! あぁもうコレだよ完璧だよ!!」と思ったとか思わなかったとか。一度でイメージを掴み、声に出していただけたのは非常に助かりました。ま、ちょっと意地悪にリテイク出しましたけど。(苦笑)

 ジョンさんの演じるヒロ君は優しいだけじゃなくて、カナちゃんと付き合いだしてから素が出てきたというか、病気で弱ってむくれていたり、目出度く骨抜きにされて笑ったり、と、『優しい』以外の感情も素晴らしかったです。やりすぎるとヒロ君じゃなくなってしまうところを、絶妙な匙加減で演じていただけたなーと感じています。

 今回は霧原の悪巧みにお付き合いいただきまして、ありがとうございました!!

 引き続きうちの統治もよろしくお願いいたしますー!!(´∀`)

 

高遠香奈(カナ)役:hana10さん

「やっぱりね。熱も下がったし、そろそろ何か食べたい頃なんじゃないかと思ったの。おかゆ、食べる?」

 カナちゃん役を誰にお願いしようかと考えた時、「hana10さんと一緒にボイスドラマを作りたいなぁ」とすぐに思いました。

 hana10さんは以前、『リジカルCM企画』の時に、山岸司役を演じていただいたのですが……その時はセリフも二言だったので、何とかもっとその素敵なお声をいただけないかと、虎視眈々と狙っていたのです!!

 そして、霧原自身がカナちゃんの声に関して「萌え声(高めの可愛い声という意味)ではない」「クール系とも違う」「お姉さんっぽさがほしい」というザックリした印象しか持っていなかったのですが、「ま、hana10さんなら何とかしてくれるだろう」という非常に雑な理由で、とりあえず善は急げとお声掛けさせていただいたのです。

 その後、サンプルとして音声を提出していただき、カナちゃんの声を生み出していただきました。いやーもう……いいね。(抽象的)

 序盤は緊張でドギマギしていますが、後半に滲み出るしっかり者感がたまりません。(♡ >ω< ♡)

 特に、上記でも好きなセリフに選びました、最後の「おかゆ、食べる?」の聞き方がもう……もうっ……!! 食べるよ全部食べるよついでに君も食べたい!!(ヲイ)

 今回ご一緒していただけて、本当に楽しかったです。また何かありましたらよろしくお願いします!!

 

 そして、『HIROKANA』という素敵な物語を世に発表してくださったスイさん、本当にありがとうございます。今回はイラストも担当していただきまして、企画が更に華やかになりました!!

 トップイラストで並ぶ2人も、個別の2人も……それぞれ素敵です。ぶっちゃけヒロ君の髪を切ってあげたくなる衝動にかられることもありますが(笑)、そこはカナちゃんにお任せします。前髪が出来たら印象も違いそうだなぁ……見てみたい。(ボソっ)

 自分のキャラがいきなり喋りだすというのは、私はいつも仕掛けて(・∀・)ニヤニヤする側なので、その衝撃は妄想するしかないのですが……気に入っていただけたようでホッとしています。ま、霧原のキャスティング能力には定評がありますので!!( ・´ー・`)どや!!

 

 長くなりましたが、今回、霧原の思いつきに快く協力してくださったジョン・ドウさん&hana10さん、唐突に音声を送りつけられて困惑しつつもガッツリ協力してくださったスイさんこと水成豊さん、そして、この音声ドラマを聞いてくださった(聞いてくださる予定の)皆様、本当にありがとうございました。

 月の後半は怒涛の勢いで音声を更新していくつもりですので、引き続き、よろしくお願いいたします!! 終わり!!