不動産投資の決め手 | 稼ぐ不動産にする!不動産鑑定士社長の極意

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「フローク・アドバイザリー」社長で不動産鑑定士の成田隆一による不動産投資、借地借家問題(立退料、賃料改定など)、不動産相続に特化した情報提供サービスサイト。
不動産投資家、ビルオーナー、地主、企業経営者、不動産所有企業におすすめです。

こんにちは。

株式会社フローク・アドバイザリー成田です。


【不動産投資の際の決め手は何ですか?】



以前私は米系の不動産投資ファンドにいて、まさにプライシング(買値をはじくこと)をしておりました。


合計数千億円のプライシングをしましたが、事例(売買事例、賃貸事例)を調べ、ヒアリングをし、詳細なモデルに入れて、ディスカッションの上決定していきます。



周りの投資家さんを見ているとそれに比べてとてもざっくり。


ノウハウの有無の違いはありますが、正直よくそれで買うなというケースも散見されます。



ところが、今弊社で小型の不動産投資物件を購入しようかなと考えておりますが、意外とざっくり考えてしまう自分がいます。


初期の選別はそれで良いのですが、実際に購入する段階だとそれでは思わぬ損失を出しかねません。

ちゃんと詳細に検討しないとと改めて実感



法人・個人の顧問契約を結んだ先から日々売買の相談を受けますが、客観的な目で見てもらうことは非常に重要だなと。


先日も顧問先から購入の可否についての相談がありましたが、ダメ出ししてしまいました。

それは予定賃料の不確かさ(ダウンサイドリスク高い)、詳細に分析したら意外と利回りが低かったからです。



物件の概要調査に加え、資金計画(初期コスト含む)、Cap Rate分析、賃料分析、キャッシュフロー(できればQuarterベース)分析、出口戦略、資金回収期間、IRR、DSCR、Cash Multiple

本当はこれぐらいはやった方がいいと思います。




麻布の不動産鑑定士 フローク・アドバイザリー社長の日記