あんなにスラスラ解いていた一次関数。
数日間棚の上にして
理科と社会と闘って、
さあ、とワークをひろげてみたら、
キレイさっぱり忘れているのだった。

y=ax+b から、
再びやり直して、
動く点pが作る三角形の面積までたどり着くには、
どの位時間が必要かと、
めまいがした。

まるで初めて一次関数を見るような顔つきに、イラッとすると、向こうもひどく動揺した。

予定していた国語も英語をやって
数学を諦めるか迷ったが、
このままだと、
あまりに悲しい点数になりそうなのと、
解けていたので、
思い出せば解けるはずだから、
何とか思い出せないか、
数学にほぼ全力投球してしまった。

そして、
もう、眠たい時間にようやく動く点pまで来たので
自転車と徒歩で行く学校と図書館の問題はやらずに、

社会と理科に戻ると、

これまた、
記憶を流されてしまったかのような雰囲気だった。


お母さん、
中間テストがひどくても
冬の実力テストで頑張れば大丈夫って先生言ってたよ。


おいおい、もうやる前からひどい結果を、前提にして語ってるとは情けない。


人生は長い。
中間テストは、ほんの通過点のひとつ。
これで転けてもたいしたことはない。

今はね、大人になったら
人のお役に立てる人になるために、
若いうちに脳ミソを鍛えているんだよ。
脳ミソが、必死で、跳び箱の練習してるみたいで、
しんどいもんなんだよ。

テストでいい点数とるのが目的ではないんだよ。

脳ミソが素振り百回とかしてるみたいなもんで、
ジワジワと力がついてくるよ。


おやすみなさい☆