高校に行けなくなってから、
週に3日程数時間づつアルバイトをしている娘。

家では家事もしないし、
散らかしてるし、
暇あれば寝てるかスマホだし、
夜中にお風呂入ったまま出て来なかったりするし、
体験者によると、一見だらしなーいその暮らしぶりは、よくあることで、
そこまでエネルギーが足りないらしい。

夕べも、玄関に放置してあるアルバイト用のエプロン等が入っているカバンを片づけるべく中を確認した。

おや?
白いブラウスが入っている?

取り出してみると、
バイト先の夏服の制服だった。

しかも、新品☆

家ではダラダラしてるけど、
夏服の貸与があったということは、
ちゃんと使ってもらえているということか☆

泣き泣きアイロンをかけて片づけた、高校の夏服を思い出す。

彼女は彼女なりに前進していると信じよう☆←いや~、これが難しいんだ、お母さんには。

新しい夏服さん、
娘をよろしく頼みますよ☆

お母さんが頼んでも何も変わらないし、
娘も望んでいないんだろうけども☆

カバンから取り出した夏服を
ハンガーにかける。

隣にまだ未練たらしく高校の制服が掛けたままになっている。
未練があるのは、お母さんだけなのに。
そ~っとタンスに制服を片づける。
やはり、まだ切ない…。