テスト結果も届いた。
学校から、県内の志望校を一覧にまとめた表も届いた。

テストでの志望人数より、一覧の人数の方がかなり多い。
当たり前と言えば当たり前なのだが、
定数をかなりオーバーしている。

テストの結果も芳しくない。
娘の順位は、微妙な位置だ。

内申が低いし、独自選抜で20%だの30%だの
部活動などの成績のいい子が優先して合格していくと、
弾かれてしまうラインにいる。
心配症のお母さんはまたまた不安になっていく。

いっそ、近くの定数割れしている普通高校に
志望校を変えたらどうかと
娘に提案してみる。
キャパが大きい有名ではない普通高校は、底辺層の生徒が滑り込める確率は高いぞ。
今度の三者懇談でも勧められそうな気がするぞ。

「絶対イヤ」

・・・・・そうか。
お母さんも、
お母さんのお母さんも、
頑固だったっけ。

その娘だもんな。

志望校は、もう絶対変えないと決めたそうだ。

「今なら、もっと点数は取れるはずだから大丈夫」

・・・・・その意味不明な自信はどこから来るのか、
お母さんには理解できないが、
明日、遅刻するとヤバイから、もう寝るわ☆

もう、学校のテストも済んだし、
ノートもワークも提出した。

つまり、挽回するチャンスは、
もう入試の点数だけってことだよ。

わかってんのかな?

背水の陣だぜ?

今夜も娘はまだ風呂から出てこないぜ?

夜中だぜ?