暴力を振るわれる方に責任がある? | 札幌南区 助産院あさ つぶやき

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助産師よしです。

画像はもずねこさん http://mozneko.boo.jp/sozaiframe01.html

 

昨日、7月18日にちえりあで行われた公益社団法人誕生学協会主催のガールズエンパワーメントプロジェクト研究会としての講演会。

 

「子どもを性被害から守る」という演題で、性暴力被害の実態と予防教育の重要性を 北海道警察函館方面部長 小笠原和美さんから伺いました。 

 

パワフルで、わかりやすく、ゆっくりと感想をと思っているのですが、どうしても声を大にしておきたいこと。 

 

暴力は暴力を選んだ人に100%責任がある。

 

小笠原さんはー責められるべきは加害者ーと表現され、「酔っ払らうから」「鍵をかけないなんて」「夜道なんて歩くから」なんて意見がことさら性被害においては多いけれど、たとえどんな状況でも相手の意志を無視してその行為を選んだのは加害者であるとお話されていました。 

 

全くその通り。 

 

高校生への授業の際に、事前アンケートをとってくださる学校があります。性被害に限らず、「暴力を振るわれる方に原因があると思う」という項目は、だいたい、50%ぐらいの生徒さんが、「そう思う」と答えます。 

 

これってね・・・。社会の中で形成されてきたバイアスですよね。 

 

私も子どもに言ったことがあると記憶していますが、

「怒られたのはあんたが悪いから!」

「あなたの行動が、私をイライラさせる!」

こんなメッセージは学校内でも、家庭内でも社会の中にもたくさんあります。 

「暴力を振るわれる方にも原因がある」と思っても当然なのかもしれません。  

 

大人が変わらなきゃ。

 

暴力は選ばれた行為です。 

 

もちろん私も暴言を吐いたりが残念なことにあります。それは誰かに言われた訳でもなく自らが、自分の思い通りにことを運ぼうを思って選んでいる。 

 

暴力は振るわれるにも原因があるのなら、理由があれば、力で解決し、強さが優位になることを許すことになります。 

 

人間のあゆみの中で暴力は常に存在してきました。 

 

人類500万年の歴史、そろそろ暴力を手放すために、私たちがまずできること、

どんな場合でも暴力は選んだ側に100%責任があることを自覚すること。

 

暴力は暴力を選んだ人に100%責任がある。

 

こんなことからも小さな一歩は始まります。

 

平和と平安を。

笑顔溢れる社会を。 

 

という訳で、今日も一日素敵な日。

 

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