玉津会館 | 追伸 4jhから愛を込めて

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東成区玉津は、都心部から少し外れたところにあり、
町並みは古く、いわゆる下町である。

玉津会館は、その町並みの中でも
その一角だけが色あせたような感じで、
建造時期は、周囲の家々よりも二世代は古そうだ。

壁の塗装は、剥げ落ちており、埋め込まれたレンガの本来の色は、想像しがたかった。譜士会社労士勉強会の会場として、その玉津会館を予約したのだが、一度見ておこうと思ったのだ。正直、外装を見たとき、あまりの古さに『失敗した』と感じた。正面玄関を入るとすぐ、古い病院に見られるような、小窓のついた受付の中では、60代後半の職員が、60代前半のメガネの新人に仕事を教えていた。事務所内には、最近では珍しい黒電話が並んでいる。その新人職員は、私が、予約の確認をしたい旨を告げると『ちょっと待ってね、めがねをかけるから』・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・おいおい、メガネはかけてますよしかしそれは、私の思い違いで、新人は、メガネを上から、またメガネをかけた。そんなファッション、初めて見た。私に会館の見取り図を見せてくれた。部屋の名前を見て、驚いた。松の間、竹の間、洋室A 洋室B 洋室C・・・・何じゃ、松の間って、洋室って?!そして、ベテラン職員の方に、館内を案内してもらった。公共の施設であるので、利用率などはおそらくは、彼らの給与とは関係ないのであろうが、とても親切に案内してくれた。館内の印象は、外装とは違い、古いのではなく、時代を感じさせるものであり、レトロと表現すべきものであった。天井は低く、扉のノブは真鍮で、キレイに磨かれ、ドアをくぐる時、背の高い人なら思わず、頭を下げるであろう。贔屓目に見れば、大山崎の山荘美術館のようである。玉津会館は、戦前の建物だそうで、戦時中は、馬小屋として、軍に使用し、戦後すぐには、市場として使われ、その後、結婚式場になり、現在、市民施設になったそうだ。馬小屋と市場の面影はなかったが、和室に松の間と名付けられているあたりは結婚式場の名残であろう。正確な築年数は不明だが、微妙に大正モダニズムを感じさせる作りからは、大正末期から昭和初期に建造されたと推察される。案内してくれた白い開襟シャツの職員さんは、洋室Aに向かうほんの数分でとめどなく会館の歴史を教えてくれた。仕事熱心である。洋室Aにつくと、中には、製造から15年は落ちている、業務用クーラーがあり、十分古いのであるが、その他の調度品から見れば、新品同然で、職員さんは、これが自慢らしく、『クーラーは、何ぼでも使うて、よう冷えるわ、何ぼでも使ったって』どうやら、レトロな人情も、ここには残っていそうである。正直、私の好みである。穴場だ。日曜に関わらず、空いているのがまた良い。 -4JHから愛を込めて 明日から、新しい1週間。 1週間が終わったとき、どんな台詞を言いたいですか?人気blogランキングに参加しています。下記をクリックするとポイントが加算されます。応援してください! ⇒ココをクリック!よろしくお願いします。