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買うサイ

今日は地元八塩いこいの森で本州最後の桜の花見祭りが開かれて、午前中の八塩ダム周辺を一周するマラソン大会も行われる。娘が小学生低学年の部に出行するので、農作業をやめて出発時間に間に合うように出かけた。到着するとまもなく出発する所でスタートラインで並んでいた。

黙ってみていると、前の男の子の後ろ頭を平手ではたいて相手が振り向くと知らんかをしてすっとボケている。

やんちゃな娘を眺めながら、いよいよスタートした。ゴール地点は別なのでゴールの5メートル手前で待つことにした。待つこと3分、別の同級生の親から、うちの娘がスタートして間もなく転んで泣きながら歩いていたとの情報を得た。しばらく待つうちに、子供たちが次々にゴールにたどり着き拍手で迎えられていく。

我が娘はなかなか来ない。

そしてようやく最後の方で3人の子供たちが必死に走っていて、うちの娘もいるのを確認した。

私は思わず大声で「がんばれー」と愛情を込めて声援を送った。

すかさず娘からは大声で「うるさいー!」と返された。

ゴールの手前なので、多くの保護者や関係者が見守る場所だ。

私は、思わずいつもの返し言葉を忘れた。

いつもは私のおやじギャグなどに、娘が「うるさい」と言うと、私がすかさず「買うサイ。」と言っていたのだが。

今回はまじめに応援したのに。


親の心、子知らず。