女性向けの助成金、花ざかり。
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政権の施策の1つに、「女性の活用」があります。少子高齢化・人口減少時代を迎え、経済を支えるには、女性の戦力化、さらにそれに伴う出産子育ての支援が不可欠だからです。女性関係の助成金は今年度も増強されます。「女性」の助成金に限ってピックアップしてみました。
女性の地位の向上関係
・ポジティブ・アクション加速化助成金 (平成27年度「女性新法」ができた後施行です。)
ポジティブ・アクション能力アップ助成金の後任。拡充です。額が大きくなり、研修の要件が必須でなく
なります。研修はしても良く、サイトで宣言等は残るようです。
・建設労働者確保育成助成金 若年者に魅力ある職場づくり事業コース
一部のコースに女性関連の項目が入り、大企業もOKになります。女性の入職、定着を促進する対象
メニューを追加します。
育児関係
去年できるものが、この2月1日から開始されました。26年度1か月で売り切れましたが、27年度も同じ
ような形で続きます。プランナーがお伺いして、計画を作るところから始まります。
額が倍額になり、“くるみん ”が優遇されます。支給対象期間は1年につき10人限度ですが、くるみん
(スーパーくるみん含む)取得事業主は、10年で50人限度となります。
期間雇用者の育休助成金です。これまでは休んでいる間、研修が必要でしたが、これからは不実施で
も出ます。ポジティブアクション加算は他の助成金があるので廃止になります。
設置費、増築費は不変。運営費が7月から変更されます。 支給額の体系がシンプルなものになり、
上限額も7月より上がります。
一般の有期契約労働者の教育助成金ですが、育休助成も創設されます。OFF-JTの経費助成のみ、
7~30万円です。
育児関係の助成金で「短時間正社員」制度の導入があったのですが、勤務地・職種限定正社員も加え
て、こちらに 建て替えです。
経費助成率が上がります。中小企業2分の1(大企業3分の1)が、中小企業3分の2(大企業2分の1)
になります。
団体用の助成金ですが、若年労働者以外に、育休中・復職後能力アップも対象になります。実費の
3分の2が支給されます。
特にネットでは、マタハラの悲惨な現況 が記されています。憲法や年金制度をはじめとする制度上も、また道義的にも、生物学的にも、シニア世代はジュニア世代を育成しなくてはならないのですが、それに気づくトップが少なく、また気づいても、あと一歩を踏み出せないのです。
それが分かるようになるには、おカネの力を借りることも、また止むを得ないでしょう。