パスタ
パスタ作ってますか?
どうですか?
ご家庭でパスタ作りますか?
それとも外食ですか?
私は昔、パスタを作ることが大の苦手でした。
自炊の中でも鬼門だったのがパスタです。
どうしても美味しく作れなくて何度も試行錯誤を繰り返したことを思い出します。
「私とパスタ」という歴史をたどっていくと思い出すことがあります。
まず、小さいころパスタというものをほとんど食べた記憶がありません。
イタリアンレストランに行くような家庭ではなかったし、皆さんよくナポリタンが懐かしいと言いますが私は喫茶店でナポリタンを食べた記憶がありません。
家で出されていた麺はなんだったのか?
あれがナポリタンだったのか?ケチャップ多めのスパゲッティーだったのか?焼きそばだったのか?記憶が定かではないのです。
では、私がパスタと出会った記憶といえば若かりし頃、札幌市中央区にできた「チロリン村」がもっとも古い記憶だと思います。このチロリン村が私をパスタの世界へと導いてくれました。
当時の私の中の食文化では斬新なお店でした。
メニュー豊富なパスタ(表記は全てスパゲッティー)がたくさんあるのです。
流行に敏感な人たちはこぞってこのチロリン村に行ったのではないでしょうか。
ここで私は「ポパイのスパゲッティー」というものをよく食べていました。
ほうれん草、卵、玉ねぎをベースにした和風スパゲッティーです。
ほうれん草がたくさん入っていることから「ポパイ」の名をつけたのですね。
ネーミングも含めて私はとても気に入りました。
家でも作ろうと試みたことはありますが、どうしても同じ味にすることができませんでした。
家庭にパスタを茹でるような大きめの鍋などなかったのです。
せいぜいインスタントラーメンを作る鍋があった程度です。
よって、麺の硬さや味つけどれをとってもイマイチな出来にしかならなかったのです。
それから数年後、私に新しいパスタ旋風がやってきます。
それは昔、チロリン村に働いていたという友達が一つ簡単なレシピを教えてくれたことです。
それは「たらこパスタ」でした。
作り方は超簡単です!
身をほぐしたタラコと卵白1個分とマヨネーズ少量を一緒に混ぜます。トロッとしたタラコベースのソースが完成します。それを茹でたパスタの上にかけるだけです。好みで刻み海苔などを乗せれば立派なたらこパスタの完成です!
これがマジでうまい!
こんな簡単に美味しいパスタが作れるのかとビックリしたのです。
このレシピを覚えてからというもの、私の中でパスタといえば「たらこパスタ」になり、こればかり作っていたのです。今でもたらこが手に入れば作ります。どうぞお試しください。
そしてこの頃から、世の中は異常なほどの「カルボナーラ」ブームがやってきます。
とにかくカルボナーラです。右を見ても左を見てもカルボナーラです。
なぜ?あんなに流行ったのかいまだにわかりませんが私も何回かいただきました。
とてもシンプルな料理ですが皆さんカルボナーラの魅力にとりつかれたのです。
作り方も簡単です。
材料がシンプルな上に混ぜるだけ。という料理を作る上で入りやすいレシピでしたが大変苦戦します。どうしても美味しいカルボナーラが家庭ではできないのです。
ベーコンと生卵とチーズとコショウだけなのに、難しいと思った方も多いのではないでしょうか。
カルボナーラレシピは迷走していきます。
例えば玉子は卵黄だけ使う。ベーコンではなくパンチェッタだ。粉チーズもパルミジャーノレジャーノだ。コショウは粗挽きを使う。フライパンの火を止めて手早く混ぜましょう。いやいや玉子は全卵を使いましょう。市販のベーコンでも十分です。カリッとなるまで炒めましょう。フライパンではなくボールに材料を入れて混ぜれば固まらないです。生クリームを加えましょう。本場のカルボナーラは生クリームは使いません。
こんな論争が今でも行われています。
どうですか?美味しいカルボナーラ作れていますか?
そして、このパスタブームに乗ってスーパーの棚に入ってきたのは「ディチェコ」です。

このデイチェコの登場で家庭のパスタの味は数段に美味しくなります。
「ママー」しか知らなかった時代にディチェコは革新的でした。
「ドュラムセモリナ粉100パーセントだって!」と訳も分からず興奮していたのです。
それに伴いレシピもどんどん本格的になっていきます。
レシピ本もたくさん出てきて、家庭でも色々なパスタに挑戦する主婦が増えたのです。
しかしこの頃の私は何も変わらず「たらこパスタ」でした。
続く
どうですか?
ご家庭でパスタ作りますか?
それとも外食ですか?
私は昔、パスタを作ることが大の苦手でした。
自炊の中でも鬼門だったのがパスタです。
どうしても美味しく作れなくて何度も試行錯誤を繰り返したことを思い出します。
「私とパスタ」という歴史をたどっていくと思い出すことがあります。
まず、小さいころパスタというものをほとんど食べた記憶がありません。
イタリアンレストランに行くような家庭ではなかったし、皆さんよくナポリタンが懐かしいと言いますが私は喫茶店でナポリタンを食べた記憶がありません。
家で出されていた麺はなんだったのか?
あれがナポリタンだったのか?ケチャップ多めのスパゲッティーだったのか?焼きそばだったのか?記憶が定かではないのです。
では、私がパスタと出会った記憶といえば若かりし頃、札幌市中央区にできた「チロリン村」がもっとも古い記憶だと思います。このチロリン村が私をパスタの世界へと導いてくれました。
当時の私の中の食文化では斬新なお店でした。
メニュー豊富なパスタ(表記は全てスパゲッティー)がたくさんあるのです。
流行に敏感な人たちはこぞってこのチロリン村に行ったのではないでしょうか。
ここで私は「ポパイのスパゲッティー」というものをよく食べていました。
ほうれん草、卵、玉ねぎをベースにした和風スパゲッティーです。
ほうれん草がたくさん入っていることから「ポパイ」の名をつけたのですね。
ネーミングも含めて私はとても気に入りました。
家でも作ろうと試みたことはありますが、どうしても同じ味にすることができませんでした。
家庭にパスタを茹でるような大きめの鍋などなかったのです。
せいぜいインスタントラーメンを作る鍋があった程度です。
よって、麺の硬さや味つけどれをとってもイマイチな出来にしかならなかったのです。
それから数年後、私に新しいパスタ旋風がやってきます。
それは昔、チロリン村に働いていたという友達が一つ簡単なレシピを教えてくれたことです。
それは「たらこパスタ」でした。
作り方は超簡単です!
身をほぐしたタラコと卵白1個分とマヨネーズ少量を一緒に混ぜます。トロッとしたタラコベースのソースが完成します。それを茹でたパスタの上にかけるだけです。好みで刻み海苔などを乗せれば立派なたらこパスタの完成です!
これがマジでうまい!
こんな簡単に美味しいパスタが作れるのかとビックリしたのです。
このレシピを覚えてからというもの、私の中でパスタといえば「たらこパスタ」になり、こればかり作っていたのです。今でもたらこが手に入れば作ります。どうぞお試しください。
そしてこの頃から、世の中は異常なほどの「カルボナーラ」ブームがやってきます。
とにかくカルボナーラです。右を見ても左を見てもカルボナーラです。
なぜ?あんなに流行ったのかいまだにわかりませんが私も何回かいただきました。
とてもシンプルな料理ですが皆さんカルボナーラの魅力にとりつかれたのです。
作り方も簡単です。
材料がシンプルな上に混ぜるだけ。という料理を作る上で入りやすいレシピでしたが大変苦戦します。どうしても美味しいカルボナーラが家庭ではできないのです。
ベーコンと生卵とチーズとコショウだけなのに、難しいと思った方も多いのではないでしょうか。
カルボナーラレシピは迷走していきます。
例えば玉子は卵黄だけ使う。ベーコンではなくパンチェッタだ。粉チーズもパルミジャーノレジャーノだ。コショウは粗挽きを使う。フライパンの火を止めて手早く混ぜましょう。いやいや玉子は全卵を使いましょう。市販のベーコンでも十分です。カリッとなるまで炒めましょう。フライパンではなくボールに材料を入れて混ぜれば固まらないです。生クリームを加えましょう。本場のカルボナーラは生クリームは使いません。
こんな論争が今でも行われています。
どうですか?美味しいカルボナーラ作れていますか?
そして、このパスタブームに乗ってスーパーの棚に入ってきたのは「ディチェコ」です。

このデイチェコの登場で家庭のパスタの味は数段に美味しくなります。
「ママー」しか知らなかった時代にディチェコは革新的でした。
「ドュラムセモリナ粉100パーセントだって!」と訳も分からず興奮していたのです。
それに伴いレシピもどんどん本格的になっていきます。
レシピ本もたくさん出てきて、家庭でも色々なパスタに挑戦する主婦が増えたのです。
しかしこの頃の私は何も変わらず「たらこパスタ」でした。
続く