イタリア色
店主のひとり言 第16回より
日本人がイタリアを含めヨーロッパ諸国に対して、一種の憧れを感じてしまうのには、何か理由がある。それは、歴史的建造物や有名な絵画ではなく、それを生み出した「人」だと感じた。
ラテン系といわれるイタリア人には陽気なイメージが浮かび上がるが、正にその通でいつも会話を楽しみ、人とのふれあいを大切にしている。
それは閉鎖的といわれる日本人にとって、明るい太陽のような存在になるのかもしれない。対照的な性格に惹かれてしまうのは、どの人種も変わらないようで、静かな月のような日本人が好まれている事も感じた。
イタリア色に影響を受けてそっくりマネをしてしまう事が正しい事とは言い難いが、それほど魅力的に感じるものが、イタリアにあるのは確かだ。
私が、見てきた物は自己を確立し相手を尊重する立ち振る舞いで、良い悪いではなく好きか嫌いかだという事。
自分が住む町を愛し、囚われない色合いを着こなし、進みたいと思う道を自らの意思で歩く。その姿は、何歳になってもカッコよく見えた。
そして、何よりも愛しているのがパートナーであり、家族であることは誰の目から見ても明らかだろう。日本人が人前でキスをするようになるとは思えないがせめてパートナーに伝わるような行動をしたいと思う。
2012,12月掲載
日本人がイタリアを含めヨーロッパ諸国に対して、一種の憧れを感じてしまうのには、何か理由がある。それは、歴史的建造物や有名な絵画ではなく、それを生み出した「人」だと感じた。
それは閉鎖的といわれる日本人にとって、明るい太陽のような存在になるのかもしれない。対照的な性格に惹かれてしまうのは、どの人種も変わらないようで、静かな月のような日本人が好まれている事も感じた。
イタリア色に影響を受けてそっくりマネをしてしまう事が正しい事とは言い難いが、それほど魅力的に感じるものが、イタリアにあるのは確かだ。
私が、見てきた物は自己を確立し相手を尊重する立ち振る舞いで、良い悪いではなく好きか嫌いかだという事。
自分が住む町を愛し、囚われない色合いを着こなし、進みたいと思う道を自らの意思で歩く。その姿は、何歳になってもカッコよく見えた。
そして、何よりも愛しているのがパートナーであり、家族であることは誰の目から見ても明らかだろう。日本人が人前でキスをするようになるとは思えないがせめてパートナーに伝わるような行動をしたいと思う。
2012,12月掲載