マレーシアごはんの旅 part5 | アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。

さて次の日は。朝、夜市で購入したパパイヤRM3(85円)を食べて、チャイナタウンでぶらり散歩&マカンマカン(食べる食べる)。

お線香が吊り下げられた中国寺院。

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チャイナタウンの裏道にひっそり店を構える客家ミー。友人のアヤコさんが絶賛していてずっと食べていたいと思っていた店。豚ひき肉をあえて食べるドライ麺。シンプルながらも繊細な味つけで、これはうまい!RM3ぐらい(100円)

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客家ミーは、客家料理の代表であるヨントウフの屋台で売られていました。ヨントウフとは、魚のすり身、野菜をスープや特製タレで食べるおかず。マレーシア版のおでんと言われています。好きな具を選んで、お店のおばちゃんに渡せば、熱々のチキンスープに入れて出してくれます。チリソースにディップするかどうかは、お好みで。

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お粥にはしご。結構お腹がいっぱいだったので、鶏肉粥1杯だけで、ピータンのみ、と頼んだはずなのに、ピータン粥が登場。「ピータンだけって言ったよ」というと、「同じ値段だから、ええやん」と強引に置いて行かれた…。でも、ま、おいしくて、意外に食べられたので、良しとしましょう。左奥の揚げパンがいいんよね~。味の変化とアクセントの両方を満たしてくれる名脇役。ピータン粥、鶏肉粥、それに揚げパン。涼水(仙草ドリンク)を頼んで計RM15(420円)

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そのあとセントラルマーケットで、オリジナルのバッチを製作してもらいました。犬友のごんたの名前を書いてもらっているところ。奥にあるのが、うちの犬ボレ(BOLEH)用。たったのRM3(80円)で、いい仕事してる!

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今回のセントラルマーケットで注目したのは、ナマコ石鹸の店の売り方。「なまこ、1つで10リンギ、3つで20リンギ!」と片言の日本語でアピールアピール。こちらがお約束で「2つで15リンギ!」というと、みんな「ノー♪」と一斉にいうのもかわいい。マレーシア人も、吉本の新喜劇みたいに、くり返しのギャグが好きなのです。

ランチはあさちゃんおすすめのシーフードヌードルに。これまた食べたいなぁ。メニューにはないのだけどトムヤムとカレーのミックススープを注文。この食べてみないと想像できないスペシャルスープ。見事に調和しているのです!!始めはスパイシーなカレーのコクを味わい、後味はトムヤムの酸味でさっぱりと。いくらでも食べらる病みつきになる味。週末はかなり混雑している人気店、セガンブットの街よりのところにあります。RM19(580円)

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そして、マレーシアでのラストディナーは。

すっぽん料理!!

すーさんに注文をお任せし、すっぽん鍋は2種類で登場。あっさりチキンストック(写真)とトロミのある醤油風スープ。すっぽんはぷるぷるのコラーゲン質で、肉っぽい身はあまりありません。食べていると、瞬間ギンギンに元気になり、「これが、すっぽん効果か!」とドキドキしていたのですが、夜はすっかり爆睡…。すっぽん、どうしたっ!ちなみに、6人で食べて飲んで、ひとりRM50(1400円)とお手頃な値段。

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これにて旅の報告はとりあえずおしまい。

今回もおいしくて、楽しくて、いろいろ実体験できた旅でした。

クアラルンプールとペナンの味の違いも実感したし、友と語り合う屋台の居心地の良さも再確認しました。親しい友の住むマレーシアは、もう他人の国じゃないんだね。そんな当たり前ことに、ほっこり温かくなったり。マレーシア、これからもどうぞ、ひとつよろしくです。