一流の仕事とは?
以下のお話をどうぞ。
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写真家の篠山紀信さんが「一流になればなるほど写真を撮る時間が短い」と話されていたのを聞いたことがあります。
篠山紀信さんと言えば日本を代表する写真家です。
その大御所が言うには、撮影の依頼を受けたときすでに、自分の中で「こういうものを撮ればいいんだな」というコンセプトができ上がっている。
だから撮影は3枚くらいで終わり。
これが二流、三流になると撮影時間がやたら長い。
最初からコンセプトを持っていないので、「いいね!もうちょっと!もうちょっと!」となっていくのです。
要するに、一流の写真家は撮影前から相手が撮りたい写真がわかっているけれど、二流、三流になるとそこがわかっていないからコンセプトがなく、撮影に時間がかかるのだそうです。
これは他の分野にも通じる話だと思います。
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「お金持ちになった人が貧乏な頃からやっていること」
田口智隆 著
フォレスト出版より
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これはミケランジェロさんのお話ですが、
ある時、ミケランジェロさんの所に一人のお客さんが来ました。
そのお客さんはミケランジェロさんに注文します。
「素晴らしい絵を描いてくれ!時間とお金に糸目はつけないから!」
ミケランジェロさんは引き受けます。
そして3日後、
たった3日で完成させたミケランジェロさんは、そのお客さんに連絡しました。
すると・・・
そのお客さんは激怒して言いました!!!
「そんなに早くできるのか?手抜きなんじゃないか?しかも高すぎる!!」
これに対して、ミケランジェロさんの言った言葉がこちらです。
「私はこの絵を3日で描けるようになるまでに30年かかっているんです」
さすがですね♪
時間をかければ良いってもんじゃない。
より速く、より正確に、より芸術的に仕上げるのがプロの仕事。
松下幸之助さんと床屋さんのエピソードにもあります。
あるとき、松下さんが床屋さんに行くと、店主からこう言われます。
「満足度を高めるために、いつもより10分長くカットします」
すると松下さんは言いました。
「それだったら、10分速くカットした方がいいんじゃないかい?その方が喜ぶ人は多いだろう」
時間は命の一部です。
相手の時間を奪うより、相手に時間を与える人の方が喜ばれますね(*^_^*)
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