光と影 | きょーすけの気学塾...

きょーすけの気学塾...

先日、名前を篤志より享佑(きょうすけ)に改名いたしました。
その為、こちらのブログのタイトルも『あつしの気学塾』から『きょーすけの気学塾...』へと変更いたしました。

心が豊かに生きられる秘訣をつらつらと書き綴っています。


大切なことに気付くお話しです。


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あるご主人が病気で奥さんを亡くされて、初めてキッチンで家事をしたそうです。


そのときにキッチンで食事を作る大変さに、ご主人は初めて気がつきました。


料理を作るためにはメニューを考えたり、買い物をしたりすることも必要だとわかりました。


奥さんが元気だった頃、仕事から帰ってきたご主人は奥さんに、


「まだ、食事ができていないのか?」


と怒鳴っていましたが、奥さんは何の文句も言わずに、


「ビールを飲んで待っていてください」


と言って、ビールを出してくれていたそうです。


そのときの奥さんの姿を思い出して、ご主人は涙が出たそうです。


奥さんが亡くなって初めて洗濯をしたときには、水の冷たさに初めて気がついて、なぜ、奥さんの手が荒れていたのかがわかりました。


寒い日に、笑顔で洗濯物を干していた奥さんの姿を思い出して、こんな大変なことを毎日笑顔でしてくれていたのかと思ったそうです。


どうして、


「毎日、一生懸命に家事をしてくれてありがとう」


と一言だけでも、ねぎらってあげられなかったのだろうかと、とても後悔したそうです。


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「小さな幸せに気づく24の物語」

中山和義 著

フォレスト出版より


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相手も自分と同じように、がんばっているんです。


自分だけががんばっていると思ったら、それは大間違い。


不満を言わない人は、楽をしているから言わないんじゃない。


強くあろうとがんばっているから言わないんです。


奥様もがんばっている。


旦那さんもがんばっている。


部下も、上司も、子どもも、大人も、生徒も、先生も、道端に寝転んでいるネコでさえがんばっています。


だからこそ、「がんばってるね」「無理しないでね」「いつもありがとうね」というねぎらいの言葉は、毎日かけてもいい言葉。


足りていない言葉なんだと思います。


寒い日に、手荒れをしながらも洗濯や食器洗い、子どもの世話や散歩と、毎日を自分以外の人のために使う主婦のみなさんは、特に言ってもらえる可能性が旦那様くらいしかいませんのでね♪


知ってしまった今日くらいは、ねぎらいの言葉とお土産、お願いしますね(^_^)b