岡田美術館、開館!(前編) | 続・ふりいのつれづれ日記

岡田美術館、開館!(前編)

 箱根・小涌谷に岡田美術館が開館しました。

 岡田美術館の事に関しては、僕も以前の記事で書いていますし、開館前から興味を持っていました。

この秋、箱根に新たな美術館が・・・(前編)
この秋、箱根に新たな美術館が・・・(後編)

 多くの美術館が集まる箱根地区に、新たに出来た美術館。
 開館後、初めてのイベントとして館長の講演会が開催されるとの事で、先の三連休最終日である10月14日に初めて伺いました。

 ちなみに、岡田美術館の開館記念展に関しては、有名アートブロガーであるTakさんの『弐代目・青い日記帳』におきまして、『岡田美術館開館記念展「日本・東洋 美の遺産展」』という記事で詳しく紹介されています。
 僕は箱根在住ではありませんが、いわゆる神奈川県西部に住んでいますので、専門的な事はTakさんのブログにお任せして、僕は少しテイストを変えてお伝えしてみたいと思います

 スタートは小田原駅。

 小田原からバスで行けば乗り換え無しで岡田美術館の前まで行けるのですが、土日祝日に関しては途中で渋滞にはまって時間がかかってしまうので、途中の箱根湯本までは電車で移動しました。


 小田原から強羅までは箱根登山鉄道の路線なのですが、途中の箱根湯本までは小田急の車両で運行されており、箱根湯本で必ず乗換えが発生します。
 小田原から15分ほどで箱根湯本に到着。



 ここからは始発のバスも多く発車しています。
 時期によってはバス待ちの行列もかなり長く伸びますが、1~2本待てばほぼ確実に座って移動できます。

 箱根湯本駅からバスで20分あまり。小涌園前に着きました。
 バスを降りたすぐ左手がホテル小涌園。そして、道路を挟んだ右手にあるのが、こちらユネッサン。


 家族連れを中心に、大人気の施設らしいですね。僕は行ったことないんですよねぇ(^^;)

 そして、ここで道路がY字に分かれるのですが、右手に進む道と左手に進む道の間にあるのが、岡田美術館という事になります。岡田美術館入口
 では、ここまでのアクセスについてのおさらいです
 岡田美術館の最寄バス停は『小涌園前』。ここへ至るバス路線は2社3路線です。

箱根登山バス箱根町線(H系統) 箱根フリーパス利用可能
小田原駅から昼間1時間当たり2本
箱根湯本駅からは昼間1時間当たり平日4本、土日祝日6本

伊豆箱根バス湖尻・箱根園線(J系統)
小田原駅から昼間1時間当たり2~3本

伊豆箱根バス箱根関所跡線(Z系統)
小田原駅から昼間1時間当たり2~3本

 バスの本数自体は結構あります。
 ただ、東京方面からですと小田急のロマンスカーで箱根にいらっしゃる方も多いと思います。そして、そうした方の中には箱根フリーパスをお持ちの方も多いですよね?
 上に挙げた路線の中で、箱根フリーパスが使えるのは箱根登山バスだけで、伊豆箱根バスは利用出来ません(別途運賃の支払いが必要)ので、ご注意下さい。


 それでは、岡田美術館に入ってみましょう・・・っと、ゲートの前に右に分かれる道があります。
 何か張り紙があったので、近付いてみると・・・

庭園出入口
 なんと、ここが庭園への分かれ道だったのです。
 ちょうど通りがかったスタッフの方に伺ったところ、庭園への入園料は美術館の入館料とは別に300円が必要との事。

 「うーん、美術館の入館料とは別に庭園への入園料を取るのか・・・」
 というのが率直な感想。美術館への入館者は無料にしてもいいと思いますし、逆に庭園散策だけならばもう少し入園料を取ってもいいように感じました。
 とは言え、庭園を見ずしてあれやこれや言っても仕方ありません(^^;)入園料を払い、早速歩みを進めます。

 緩い上り坂をしばらく歩くと、一軒の古民家がありました。古民家
 ここまでは舗装路でしたが、ここから先は自然の状態を残した無舗装の道。
 数日前に降った雨のせいで道がぬかるんでいるという事で、ゴム長靴が置かれていました。
長靴の山
 スタッフの方に伺ったところ、水溜りがあったりズブズブにぬかるんでいるという程ではないようでしたので、僕はスポーツシューズのままで歩いていきます。
古民家横

渓谷散策へ
 ただ、歩いていて思ったのですが・・・

 「これって、庭園なんだろうか・・・


 どう見ても遊歩道と言うか散策路と言うか・・・、庭園らしくはないですね(苦笑)。
庭園3
 この画像ではわかりにくいかもしれませんが、結構上り坂なんですよ。

庭園4
 沢を渡る橋があったかと思えば・・・

庭園5
 ここなんて、どこが道なのかもわからない(笑)。

 但し!この庭園に大きな期待が持てる理由があります。それが、こちら。
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 庭園にも結構手を加えているのかと思いきや、実際には出来るだけ手を入れないようにしているようで、木々もほとんど移植はされずに自然の状態が保たれているようなのです。
 そして、もうお気付きかと思いますが・・・

庭園1

庭園2
 もみじの木がたくさんあるのです。それも、移植ではなく、自然の状態と思われる木がいっぱい。

 話は横道にそれますが、例えば湯河原にある池峰「もみじの郷」などは、木を移植したり新たに植えたりしているので、本数はそこそこあっても見応えと言う点ではまだまだなんですよね。
 一方、箱根の代表的な紅葉スポットの一つである箱根美術館は、関東地方にお住まいの方ならもうご存知でしょうが、今期の小田急ロマンスカーCMの舞台として『取り上げられてしまった』ため、今年の紅葉シーズンは例年にも増して見物客が押し寄せる可能性が出てきています


 つまり!ここ岡田美術館の庭園は今年の紅葉シーズンに新たな、かつ隠れたスポットになるような気がするのです

 こうなると、逆に庭園入園料の300円が超格安な気がしますねぇ

 そうこうするうちに、館長講演会の開始時間が迫ってきました。
 急いで美術館へ向かいます。

 という訳で、前編では美術館本館に関する話が全くありませんでしたが(^^;)後編では館長講演会の事やら美術館そのものに関する事、さらには併設の足湯カフェの事なども書いていきたいと思います。

(つづく)