この秋、箱根に新たな美術館が・・・(後編) | 続・ふりいのつれづれ日記

この秋、箱根に新たな美術館が・・・(後編)

 後編では、この秋新たに開館する岡田美術館も含め、数多く集まる箱根の美術館を巡る上で思う事をだらだらと書いてみます(^^;)

 まず、箱根にある美術館を地区別にまとめてみます。

※湯本周辺
箱根北原おもちゃミュージアム
※二の平・強羅周辺
彫刻の森美術館
箱根美術館
箱根写真美術館
箱根マイセンアンティーク美術館
※仙石原周辺
ポーラ美術館
箱根ラリック美術館
箱根ガラスの森美術館
星の王子さまミュージアム
箱根武士の里美術館
箱根村田アンティーク美術館
※芦ノ湖南岸周辺
成川美術館
箱根駅伝ミュージアム
玉村豊男ライフアートミュージアム

 ざっと思いつくままに挙げただけでもこれだけある箱根の美術館。
 ここに岡田美術館が新たに加わる訳ですが、岡田美術館のある小涌谷は二の平・強羅からもちょっと離れており、芦ノ湖南岸からも相当の距離があります。

 前編でも書いた通り、岡田美術館だけでもじっくり鑑賞できるだけのコレクションがある事は想像出来ますが、かと言って僕が暮らす神奈川県西湘・足柄上地区のように近くから行くのならともかく、横浜・東京方面あるいはもっと遠くからいらっしゃる方からすれば岡田美術館だけで一日を費やしてしまうのは勿体無いの考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?まあ、小涌園に泊まる方なら話は別かもしれませんが(^^;)

 そこで!「僕がまわるなら・・・」という前提で、岡田美術館とはしごして見てみたい美術館をいくつか(^^)

 例えば、やきものを軸として見るのなら、岡田美術館と箱根美術館はまとめて見たいところでしょう。おっと、この両館は庭園という共通項もありますね(^^)
 また、ポーラ美術館は西洋画のイメージが強いですが、東洋陶磁や日本の近代陶磁も持っています。
 そして、岡田美術館が庭園を設けるのに対し、ポーラ美術館は森の中を巡る遊歩道があります。何より、岡田美術館とポーラ美術館を巡るだけで、相応の芸術作品を見られると思うのです。
 日本画を軸にして見るのなら、岡田美術館と成川美術館を一日でまわってみるのも悪くないですね。

 さて、これらの美術館をはしごする場合、車なら自分の都合に合わせて自在に動けますが、山に囲まれ道路の本数に限りのある箱根の場合、(特に週末は)渋滞に巻き込まれる場合もあります。
 電車やバスを利用して箱根を巡る場合、40年以上の歴史があり、今でも年間70万枚も売れているという周遊乗車券『箱根フリーパス』があり、これを使えば箱根の電車・バスの大部分は乗り降り自由になりますから、その都度小銭を用意したりする手間はありません。

 では、実際に複数の美術館をはしごする場合のルートを見てみましょう。
 岡田美術館の最寄バス停の『小涌園』を軸にしてみてみますと、成川美術館など芦ノ湖南岸方面へは箱根登山バス箱根町線で乗り換えなし。運行本数も昼間は平日で1時間4本、土日は1時間5~6本は出ています。
 岡田美術館から箱根美術館へ向かう場合、一番早いのは伊豆箱根バスの湖尻・箱根園線で、運行本数も1時間に2~3本。但し、この路線は『箱根フリーパス』が使えません。
 フリーパスが使える路線としては箱根登山バスの『観光施設めぐりバス』があり、運行本数は昼間で1時間3~4本。彫刻の森美術館も絡める場合はこちらの路線を使うのが便利です。
 さらに『観光施設めぐりバス』は仙石原方面まで行きますから、ポーラ美術館やラリック美術館などをはしごする場合にも便利です。

 バスというと路線がわかりにくかったりするイメージが強いですが、箱根の場合はバスの本数も比較的多いですし路線も比較的シンプルなので、不慣れな場所をマイカーで巡るよりバスをうまく使った方が便利な場合もあります。

 そうそう!美術館巡りは作品鑑賞が一番かもしれませんが、最近は美術館内のレストランやカフェも充実していますし、グルメという側面から美術館を巡るのも楽しいかもしれません。
 ちなみに9月1日からは『箱根スイーツコレクション2013秋』が始まります。上に挙げた美術館で★の付いている美術館に対象メニューがありますので、スイーツ好きの方は是非(^-^)/

 これまでも箱根の美術館巡りをした方は多いと思いますが、岡田美術館の開館で改めて美術館巡りが楽しくなりそうですね!