自律性と自立心をもったヒトとしての生き様を、
自分なりに充実・満足させるために、
自らの中にある「リーダーシップ・キャリア」
「マネジメント・キャリア」「フォロワーシップ・キャリア」、
この３大「パーソナルキャリア」を成長させ、
社会貢献できるようにと考えていきます。
３大パーソナルキャリア
前回の「ビジネスメンタルスキル＆静・動的キャリア」を
バランスよく磨くことで、次の３大「パーソナルキャリア」を
成長させることができます。
リーダーシップ・キャリア
「リーダーシップ・キャリア」とは、リーダー的要素の能力。
指導者・変革者・創造者であり、真実の人・原則の人になります。
ビジョン・目的を定め、
その正しさを明確にし、その情熱を発信し、
フォロワー（自分自身またはチームメイトなど）が
その道から極端にズレないように把握し、
必要ならば修正し、迷うならば助言し、
疲れたならば手を差し伸べ、
共に達することができるように
真摯にフォローしていくことが「指導者」の使命です。
現状に満足せず、常に革新と発展を
もたらしていくことが「変革者」としての役目です。
新たな価値を訴求し、未知の世界に
挑戦し続けることが「創造者」としての責任です。
リーダーシップは「原則」が不可欠です。
善悪を知り、破壊を恐れない勇気をもち、
チャレンジする情熱を抱き、
フォロワーを惹き込む人間力を身に付けなければならない。
これは他者に対してだけでなく、自己に対しても同様です。
セルフ・コントロール（自己制御）に深く関係しており、
自己に対するリーダーシップを「セルフ・リーダーシップ」と呼びます。
自己に対してリーダーシップを発揮できる人は、
他者（例えば、チーム・組織など）に対しても応用できます。
マネジメント・キャリア
「マネジメント・キャリア」は、マネジャー的要素の能力です。
遂行責任者・演出者・翻訳者であり、信実の人・調和の人になります。
ビジョン・目的を理解し、
現状とのギャップを分析し、その課題を明瞭化し、
対処策を模索しながら具体的なプロセスかつ各々の目標を定め、
フォロワー（自分自身またはチームメイトなど）に指示・実行を促し、
フィードバックによるプランの遂行・改良などを判断し、
成果を挙げることが「遂行責任者」の使命です。
与えられたリソースを状況に合わせて
効率的かつ能率的に活用することが
「演出者」としての役目です。
リーダーとフォロワーの仲介となり
円滑かつ迅速にインプットとアウトプットすることが
「翻訳者」としての責任です。
全体と個人、未来と現在、原因と結果、縦と横、
前と後ろ、右と左などのバランス（調和）を取りながら、
前進・向上・成長する必要があります。
これは他者に対してだけでなく、自己に対しても同様です。
セルフ・コントロール（自己制御）にも深く関与しており、
自らの活動などマネジメントすることを「セルフ・マネジメント」と呼びます。
自己に対してマネジメントできる人は、
他者（例えば、チーム・組織など）に対しても応用が可能です。
フォロワーシップ・キャリア
「フォロワシップ・キャリア」とは、フォロワー的要素の能力です。
実践者・評論者・支援者であり、新実の人・体現する人になります。
ビジョン・目的に共感し、
良き理解者としてそのプランを実践し、
その成果を挙げるために
集中・尽力できることが「実践者」の使命です。
リーダーおよびマネジャーに対して、
厳しい眼と智慧をもって冷静に評価し、
時には直言することが「評論者」としての役目です。
能動的にスキル（技術）やテクニックを
レベルアップさせると同時に、
安定した実現能力と活動のための
健康維持することが「支援者」としての責任です。
素晴らしいビジョン・目的やプロセス・戦略・戦術があっても、
実践によって体現できなければ意味をなし得ません。
体現できるように修得活動、習慣化を怠らないことです。
自己に対するフォロワシップを「セルフ・フォロワシップ」と呼びます。
自己に対してフォロワシップを発揮できる人は、
他者（例えば、チーム・組織など）に対しても応用できます。
この三大パーソナル・キャリアは、
自己制御（セルフ・コントロール）するためにも重要なキャリアで、
「セルフ・リーダーシップ」「セルフ・マネジメント」
「セルフ・フォロワー」となるものです。
自己（パーソナル）内でコントロールできることで、
さらに他者（ソーシャル）との関係、
つまり会社や組織・チーム、地域、コミュニティ内においても
影響を与えるものとなります。
これらが向上していくことで
「パーソナル＆ソーシャル・ケイパビリティ」が
醸成されていきます。
