「死」を考えることは「生」を考えることでもあります。
「死」はともすれば第三者の死で、自分の死とは考えない、考えたくないのが人情です。
後期高齢者というのは、「死の準備期間」に入った年代と考えれば、考え方も変わってきます。
(中略)人生の幕を下ろす準備と言っても、じゃあ具体的にどうするのか、何をすべきか、これは一言ではいえませんが、一人一人が自分なりの生き方、自分の持っている人生観なりを見直そうということでしょう。
充実した一日を如何に送るか、もう一度じっくり見直すことが必要だと思います。(以上はF師の「和顔愛語2より)
先日行ったセカンドライフ講座で受講者に、「これからの生きがい」を確かめていただきましたが、ほとんどの方が明確にはお持ちではありませんでした。
いろいろな設問で考えていただきました。ある女性は「こんなにやりたいことがあったんだと、自分でびっくりしました」とおっしゃっていました。
でも別な男性は余り思いつかなかったみたいで、発表するお顔が余り輝いていませんでした。
これからの生き方を考えていない方は、しっかり時間をとって考えて見つけた方がいいです。
「これからの生き方」はどんどん変わってもいいのです。
ただあるのとないのでは大いに違ってきます。
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