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登別伊達時代村

【登別伊達時代村】

~時代村 忍者不足じゃ 現在8人、外国客急増で綱渡り~

登別市のテーマパーク「登別伊達時代村」で、忍者アクションを行う俳優が不足している。日本独自の文化に触れようと外国人来園者が増えて需要が高まる一方、忍者の俳優を志す人は少ないためだ。同村は役者の魅力を伝える動画を公開するなどして、俳優を募っている。

 同村内の劇場では1日4公演が行われている。1公演20分。刀を手に跳び上がったり転げたりと、殺陣のシーンが繰り広げられる。忍者俳優歴24年の神保利行さん(42)は「ぎりぎりの人数で行っていて、体力的にも厳しい。後継を育てなければ」。

 同村は、開園当初からの運営会社が経営難から2004年に撤退。忍者俳優が新たな会社を設立し経営を引き継いだ。採用数を当時絞ったこともあり、開園時の1992年に20人以上いた忍者俳優は現在8人に。東京のフリーの俳優に期限付きで来てもらい、しのいでいる。

 一方、来園者は05年の7万5千人から、アジア圏を中心に外国人観光客が増え、15年は31万5千人に。海外でも忍者は日本文化の一つで、舞台は言葉が分からなくても楽しめるとして300席の劇場が満席の時もある。公演を増やすことが必要になっている。人繰りが難しいためフランスやイタリアでの海外公演の依頼は断っている。「十分な活動には今の倍の忍者俳優が必要」(同村芸能部)という。