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【キャンディス】

~パティシエ6人組「キャンディス」 北海道産スイーツ伝道師に~

札幌など道内の男性パティシエ6人が、北海道の菓子を全国に発信しようと、グループ「キャンディス」を結成し、共同開発したアイスやまんじゅうを全国の物産展などで販売している。アイドルグループと見間違うような写真を広告に使用するなど、プロモーションにも力を入れる。来年は北海道に関心が高いアジア圏への売り込みも計画しており、6人は「道産スイーツの伝道師になりたい」と意気込んでいる。

 黒いスーツ姿の男性6人が、アイスキャンディーを手にポーズを決める。11月中旬、札幌市内の写真スタジオにメンバー全員が集まり、バレンタイン向け商品の宣伝用写真を撮影した。

 グループの代表で「あいすの家」(空知管内長沼町)に勤務する山口貴巨(たかお)さん(42)は「僕ら職人の世界は厳しくつらいというイメージが強い。楽しそうな姿を見せ、北海道の菓子業界のイメージアップにもつなげたかった」と狙いを語る。

 キャンディスのメンバーは山口さんと、沖浩二(ひろつぎ)さん(32)=札幌市中央区の「幸せのレシピ~スイート~」=、安孫子政之さん(41)=同清田区の「ドルチェ・ヴィータ」=、山下正純さん(46)=同東区の「フォセットフィーユ」=、野上寧英(やすひで)さん(50)=同南区の「ポワソン・ダブリール」=、木村興治(こうじ)さん(40)=旭川市の「パティスリー フゥ!!」=。互いの技術を学びながら北海道の菓子を全国に広めようとキャンディスを昨秋結成、今年4月には合同会社を設立した。

 これまでにアイスキャンディー(1本350円)や練乳を使ったまんじゅう(1個135円)など、道産の牛乳やバター、小麦を使った菓子を開発し、1月から「キャンディス」のブランドで、道内外のイベントやホテル、各メンバーの店などで販売している。来年のバレンタインでは、チョコレートを使ったアイスなど新商品も売り出す予定だ。

 北海道を前面に押し出した商品のブランド力や味、話題性を武器に、台湾やベトナム、フィリピンなど、来年にはアジア圏でも商品販売を始める準備を進めている。

 山下さんは「6人集まると、たくさんアイデアが出て、僕も刺激をもらう。お客さまが、キャンディスに会いたいと来道してくれたらうれしい」と期待する。木村さんは「道産スイーツの知名度を上げ、全道の菓子店に観光客を呼び込む力になりたい」と話している。