炭火居酒屋炎（えん）ロシア出店

【炭火居酒屋炎（えん）】

～居酒屋「炎」ロシア出店 伸和ＨＤ 極東で６店展開へ～

道内飲食大手の伸和（しんわ）ホールディングス（ＨＤ、札幌）は来年４月にも、ロシア極東のウラジオストクに主力の飲食店「炭火居酒屋炎（えん）」を初めて出店する。まず１店とし、数年をめどにウラジオストクとハバロフスクに３店ずつ計６店を展開する計画。道内店舗で提供している味を再現する。利用客に好評なら、首都モスクワへの進出も検討する。

　同社は、「炎」をはじめ、焼き鳥などの持ち帰り専門店など８０店以上を道内を中心に展開している。

　同社はロシア進出に向けて、市場調査などの準備を５年前から進めてきた。日本食の再現に欠かせない調味料や食材の調達に時間を要したが、地域商社の北海道総合商事（札幌）の協力や日ロ間の経済協力の進展などの環境整備もあって出店のめどが付いたという。

　店舗はウラジオストク駅に近い市中心部のテナントビル１階で、焼き鳥やすしなどを提供する。広さは屋外のテラス部分を加え約２２０平方メートル。総事業費は約１８００万円。社員数人を派遣し、現地で採用した従業員に調理法や接客の研修なども行う。