1156.ご冥福を祈る | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

カン太ママさんという方(猫ブロガーさん)が亡くなった。
まだ40歳だったそうです。
私は面識も無いのに泣いた。


去年の末頃、(共通の友人経由で)初めてブログを拝見した際、闘病中の彼女の、ある一文に(何気ない一文に)、心をえぐられた事も思い出ス。
その日は、ずーっと、その一文が頭の中にこびりついてしまったんですよ。 道を歩いていても、お風呂に入っていても、ゴハンを食べていても、その言葉が付き纏った。
仮に、同じその一文を、ほかの人が綴っていても、私は何とも感じないと思うんで、カン太ママさんの、その短い文の中には、彼女の苦しみのすべてが集約されていた、んでしょうね。とても重かった。

命が秒読みになってる段階で、今年の2月、岡山の駅前ビルで、猫の写真展を開催されたんよね。
大盛況、 大成功だったそうです。
個展開催中の写真を拝見すると、最期の花道を自分で飾って、自分で自分を見送っておられるカンジがする。個展に贈られた花束も、個展が終わった日の映像も、すべてがレクイエムになっていた。
カン太ママの個展を見に、遠方から駆け付けた大勢のお仲間は、ナマで会えてホントによかったナア。

生きているうちに、やりたい事をやって、自分の可能性はぜんぶ使いきって、会いたい人にはシッカリ会っとかんといけません、な。

イラストはカン太ママさんの画像を拝借。