サッカーのための筋トレと栄養(since 2010)

15歳以上のサッカー選手向けトレーニング情報


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漫画「フットボールネーション」のトレーニング理論の問題点について、次のブログで詳しくかつ分かりやすく解説されていますので、ご確認ください。

漫画『フットボールネーション』の中のインナーマッスルって?
漫画『フットボールネーション』の中のインナーマッスル2
漫画『フットボールネーション』の中のインナーマッスル3

ちなみにWikipediaで「フットボールネーション」について、話の概略を確認できるのですが、そもそもこの漫画で書かれている話は、運動科学総合研究所の高岡英夫氏のトレーニング理論を基にして書かれています。

そして作品のテーマ自体が、意識的・感情的にウェイトトレーニングを否定して、「もも裏のインナーマッスルを使えることを始めとした、世界基準のフィジカルとセンスを持った選手を育てることが日本サッカーを強くする」という内容となっております。

なのでトレーニング理論としての「フットボールネーション」の評価は、必然的に高岡氏のトレーニング理論の評価に焦点が絞られてしまうのですが、

実際に高岡氏の本を読んだところ、2002年の日韓ワールドカップの頃には、既に体幹のコンセプトを主張しており、先見の明があるという印象を受けました。

$サッカーのための筋トレと栄養

しかし同時に病的なほどウェイトトレーニングに嫌悪感を抱き、ウェイト批判を繰り返していたのも印象的でした。

実際のところ漫画「フットボールネーション」は、高岡氏のトレーニング理論を宣伝する内容でもあるのですが、

そもそも日本人の精神性として、「柔よく剛を制す」を美徳とする価値観は、私を含め、おそらく皆さんが共有しているものだと思います。その価値観は美しいと思いますし、大切にすべきとものだと思います。

ただし、真剣勝負の話は別。「勝負よりも、美しさの方が大事」という考えは、ここではナシ。楽しみや教育としてのエンジョイサッカーの話をしている訳ではないですし。

基本的に「試合で勝てるなら、どっちでもいい」と思うのですが、

そもそも高岡氏がサポートしたスポーツ選手(つまり「フットボールネーション」の体作り)で、世界基準で十分な結果を残せたサッカー選手はいません。

高岡氏に影響を受けたらしい前園選手が、キャプテンとして出場したマイアミの奇跡(日本がブラジルに勝利!)は凄かったし最高の結果でしたが、これは奇跡と呼ばれるだけあって、再現性・継続性という面での世界的な実績はありませんでした。現役時代の派手なプライベートも、サッカー選手の自己管理という視点で評価するといかがなものか。

また同氏は「なでしこはワシが育てた!」みたいに自慢してるようですが、澤選手・川澄選手は普通にウェイトトレーニングも行っています。

要は、実績に欠けた中途半端なトレーニング理論なんですが、とりあえず漫画にしたら、ちょっと注目が集まっちゃいました、程度の話なんです。

あと、そもそものウェイトトレーニングの知識・経験について、高岡氏は驚くほど持ってないのが問題です。インナーを刺激するウェイトトレーニングって、実は多いんですよね(私がメニュー組むお手伝いするときも、なるべくそういう種目を選んでます)。

いつまでも「インナーVSアウター」のような古い発想を引きずってても限界あるし、それだと勝てる勝負も勝てなくなります。

実際には「インナー×(掛ける)アウター」のトレーニングが、高いレベルで活躍している選手のトレーニングの実情です。クリスティアーノ・ロナウドをはじめ、ヨーロッパはそれが普通。インナーもアウターも両方、鍛える。

(日本ではウェイトのイメージが特に悪く、そういう正確な情報は広まりにくい傾向にあります)

また別の大きな問題点として、高岡氏は、実際はウェイトで鍛えてる選手を「彼はウェイトやってない」とか決め付けてしまう傾向もあって、

多分センスは悪くないんでしょうが、古い理論を抱えて自分の殻の中に閉じこもってしまい、自分とは違うものを執拗に否定する、面倒な団塊世代の爺さんタイプに思われました。

第一、アウター鍛えた体が使えない体って話なら、ロナウドが使えない選手になっちゃいますもんね。

さらに言えば、あんまり筋トレしてなさそうなブラジル代表だって、ガチでウェイトしてますし

(0:34~、ネイマールの筋トレ)

漫画の中の作り話・エンターテインメントとしてはそれなりに面白いと思うのですが、実際にグラウンドで勝ちに行くサッカーをする上では、高岡氏の話はクオリティ不足であり、実績不足であり、事実誤認です。

なので「フットボールネーション」のトレーニング理論は、話半分で聞き流すぐらいが妥当だと思います。(Jリーグならそれもまだありかもしれないけど、よほど優れたテクニックと才能と戦術が必要かと。でも、そのままだと世界とは戦いにくい)

ウェイトにはダサくてセコくて野暮ったいイメージがあるというのは否定しませんが、そもそもフィジカルってウェイトだけで鍛えるものじゃないし、ここでは泥臭くても勝つことが優先されるべきです。


(⇒当ブログ目次)
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