先週末の31日は、ハロウィーン(Halloween)でした。


毎年この時期になると、お店や家の玄関先にカボチャや骸骨を使ったハロウィーンの飾りつけが見られるようになり、ハロウィーンパーティーやイベントがアメリカ各地で行なわれます。


我が家でも、子供たちが渡米してから、初めてのハロウィーンだったので、学校で行なわれるハロウィーン集会のために、「Halloween U.S.A.」というハロウィーングッズや衣装を期間限定で売っているお店で衣装を揃えたり、息子が彫ってくれたジャックオーランタン(かぼちゃをくり抜いたランプ)を家の前に飾ったりして、この日を心待ちにしていました。もちろん、ご近所からやってくる可愛いBoys&Girlsのためにお菓子もたっぷり用意して。


ハロウィーン当日は、仮装した子供たちが”Trick or Treat”と言いながら、お菓子を集めて廻るのが恒例です。今年は31日が土曜日にあたり、学校がお休みだったので、我が家の子供たちは、昼過ぎにお友達と待ち合わせをして、地元のショッピングモールを約2時間廻りました。その後は、自宅周辺に移動して、近所の住宅街を、更に1時間ほど廻ってたくさんのお菓子を集め、子供たちは大喜びで、初めてのハロウィーンを大いに楽しんだようでした。



このハロウィーンを皮切りに、11月末はサンクスギビング、12月はクリスマス。これから年末に向けて、アメリカでは大きなイベントが続きます。それに合わせて各地で大々的にセールが行なわれ、ホリデーシーズンで気分は盛り上がっていきます。GDPに占める個人消費の割合が7割を超えるこの国では、これからのシーズンの消費動向が、景気回復の鍵を握るのは言うまでもありません。


そんな中、本日11月6日、アメリカでは10月の失業率が発表されました。結果は10.2%。大方の予想を上回り、1983年以来26年振りに2桁の大台に乗ったとの事で、アメリカの雇用情勢は年末に向けて更に深刻さを増しているようです。


今朝のCNNニュースを通じて、ホワイトハウス前でのオバマ大統領の記者会見をリアルタイムで見ていると、その表情からもその深刻さを窺い知ることができます。でも、「我々は正しい方向(right direction)に進んでいるのだから、今は一緒に耐えて欲しい」と、再び"patient(忍耐)"という言葉を使って、眉間にしわを寄せながら、大統領自らが国民に訴えるその姿には、毎回のように心を動かされます。


足元の数字は、けっして楽観できる状況にはありませんが、今は辛抱強く状況を見守り、自分達の生活の基盤を崩さないように、しっかりと将来に備えていきたいと思います。



「Trick or Treat (おもてなしをしてくれないと、いたずらしちゃうぞ!)」


ハロウィーンの日に、子ども達が口にするこの言葉には、玄関先にやってきた魔女(小悪魔?)に、お菓子をあげて帰っていただくという意味があるそうです。


先行きが不透明な今のような時代だからこそ、自分に必要のない余計なモノはなるべく寄せ付けず、身の丈にあった生活をして、良いモノは積極的に取り入れ、心身ともに健康でありたいと思うのです。