いつも、当ブログを読んでいただきありがとうございます。
みなさん、ご存知の通り、
昨年10月より、
「被用者年金制度の一元化」がスタートしました。
公務員などが加入する共済年金と、
会社員が加入する厚生年金の格差を解消するための一元化です。
この「一元化」によって、最も影響があるのが
官民格差の象徴といわれている「職域加算」の廃止です。
「職域加算」は年金の2階部分である共済年金の掛金で、
3階部分の職域加算(プラスアルファ)が受け取れるという、
会社員からすると不公平な制度でした。
「一元化」により「職域加算」は廃止されますが、
これに代わる新たな年金制度が創設されます。
「年金払い退職給付」といわれるものです。
厚生年金に加入している会社員からすると
不公平なままと思われるかもしれません。
しかし、新たな制度では
「年金払い退職給付」部分の保険料を労使で折半して
負担する必要が有ります。
(労使折半といっても”使”の部分は税金です)
また、「一元化」までの共済加入期間に応じて
「職域加算」分の年金は支給されます。
会社員にとっては素直に納得はできないかもしれません。