【西パプア15#42】アカミノフウチョウ(Wilson's Bird of Paradise)③ | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

上の記事は私の日記なので、↓の鳥記事とは時間軸がリンクしていないのですが
お許し願います。

国内線でも、機内食が。。。あまりお腹が空いていなくて。。。残しました。。。


デザートはまあまあ


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<ここからニューギニアの野鳥の写真>

今回は『アカミノフウチョウ(Wilson's Bird of Paradise)』のラスト


この素敵な神様のいたずらのパレットの鳥ですが

フウチョウの中では小さに部類

大きさとしたら21cm(ツグミが24cm クロツグミが22cm)


このアカミノフウチョウは極楽鳥と呼ばれるBird of Paradise(BOP)の1種

BOPの進化はカラス科からの枝分かれと言われています。


オセアニア圏、特にニューギニアという島では、古来カラスの仲間のなかで

そのままの形態を保持したまま種分化したいわゆる「カラス科」への進化と

どんなスイッチが入ったのか?カラスのような地味なモノトーン系ではなくこのアカミノフウチョウのような「派手」な色彩や形態に進化した「フウチョウ科」への進化に向いた枝分かれになったといわれています。


実際、「カーカー」や「ア゛ーア゛ー」と聞こえるようなカラスの声に似て、フウチョウの仲間の声もそんなトーンです。


森に響く声です。


餌の豊富さや天敵の少なさというニューギニア島の特性が

その声で♀を呼び

この特異的に進化した色や形態を利用したダンスをしたりして

求愛するという「無駄」が出来るほどの進化のスイッチを入れさせたという学説もあるようです。


いずれにしても、この日本人にはなじみにくい異質な鳥がいつまでもこのニューギニアのワイゲオ島やその周辺の諸島で暮らし続けて行ける環境が保全され続けることを願わずにはいられません。


そして、いつの日か、再訪して、このアカミノフウチョウの写真をリベンジしたいと思います。







この首から肩にかけての黄色の部分の膨らみは、♀へのPR






何とか動画も撮影できているのです^^v


スズメ目フウチョウ科

学名 Cicinnurus respublica

和名 アカミノフウチョウ

英名 Wilson's Bird of Paradise

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。