【回顧録】憧れを超えた先にあった独立と公私混同社長の限界 | TSPコンサルティング株式会社 代表の公式ブログ「多少論争」

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保険・金融商品を販売しない、ユーザーサイドに立った提案で活躍中の独立系 付加価値評論家

不動産管理会社時代の経験値がベースに、経済の見方に+αを筆者が付け加えたスパイシーで、奥行のあるブログの予定です。

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ファイナンシャルプランニングという考え方で、個人法人合わせて延500件以上のコスト削減実績


ファイナンシャルプランナー(FP)として、講演・セミナーを年間150件以上実施

TSPコンサルティング株式会社 代表取締役

佐藤 毅史 です。

 

気付けば今月も残り1週間。最近年を経るのが早く感じられます。

 

日々充実していることもありますが、 流されないように今を大切にしながら先を見据えて行動したいと思います。

 

では、本題へ・・・。

 

スーパースターの錦織圭選手ではありませんが、誰にも憧れって居ると思います。

彼はロジャー・フェデラー選手ですよね。

 

試合見てましたが、片手バックハンドなんかもうめっちゃくちゃ格好良い!!

 

テニスの王子様をリアルで描いた感じですよね。しかもコメントも超一流。

 

憧れを超えることは、自分の夢の消失でもあり、同時に目標を失う事にもなる。だから、自然とその憧れを超えない様に、超えない様に・・・。

 

無意識の意識という恐ろしいヤツが、その人の行動や感情を支配するってやつですよね。

 

錦織選手ほどではない自分ですが、私も超ブラック企業のビル管理会社で働いていた時代には、当時としては尊敬も出来ていた上司が直近で居た事もあり、

私自身も抜群の営業センスとフィーリング(勘違い!?・笑)で、日々楽しく過ごしていたことがありました。

 

もう7年以上前の話です。

 

しかし、現代は光速で物事が進みます。IT技術もそうですが、昔の人の成長と今の若い人の成長とでは、時代が違うことがあるのも事実ですが、成長速度が雲泥の差で異なるのです。

 

昔の最年少記録がドンドン更新されていったりすることは、何も不思議なことではない。

 

当たり前なんです、情報も技術も、手法も、あらゆるものが近代化と利便性と科学の進歩・向上で従来とは異なる様相を呈しているのですから。

 

当時の上司とは今も係わりが有りますが、私自身は3年で超えてしまったと想い、その会社でやるべき事の限界も感じました。

 

かくいう自分も中小・零細企業の社長です。同族会社の経営者です。

 

しかし、自分は会社の金で遊んだり、愛人を囲い込んだり、見栄で高級車を乗り回したりという行為は決して行いたくないと思っております。

 

勤めた会社は残念ながら、社長一味の私腹肥やし企業でしたし、当時としてはその社長の力量の深さにも学ぶべきことは多分にあり、私自身も可愛がってもらっていたのも事実です。

 

しかし、結果的に同族企業の限界も感じました。

 

低賃金と超過労働の蔓延で働く人の疲弊により成り立つ、経済。同族のみが潤うカースト。

 

自分に与えられていた選択肢は。独立だけでした。

 

中には格好良く‘独立’を喧伝する人も居ますし、アントレプレナーとか、ベンチャーとか、色々な横文字でもてはやされている部分もあるわけです。

 

私個人に関して言えば、本当に恥ずかしい話ですが独立当初は、

 

『食っていく為の手段』でしかない部分が100%であり、独立は生きていくための手段でしかありませんでした。

 

計画的に独立しようとか、そんなことは全く考えていなかった。

 

ノー、ファイナンシャル・プランナー

 

だったわけです(笑)

 

今となっては、働く現場スタッフの皆様に支えられて、社業も大きくなりましたし、

やはり、自分の考えを著作等で著せたこと(5冊上梓)は、会社員では先ず出来なかったことだと思っております。

 

「人の振り見て我が振り直せ」

 

ではありませんが、当時の上司や社長のケツの穴の小さい、みみっちいオトコの対応を見て、心底ガッカリさせられたものです。

 

それがあるからこそ、今がある。

 

そうです、反面教師!!

 

物事には常に学びがあるわけで、良いも悪いも、それ全てが私の血となり肉となっているのです。

 

まだ道半ばですが、これだけはいえます。

 

独立したい方も居ると思いますが、先ずは今の会社から搾り取れるだけ、ノウハウを学んでください。

 

もうこれ以上学ぶことは何もない!

 

と言えるまでに達して、初めて独立するか否かを考えたらよいと思います。

 

そして、日本の会社は良くも悪くも会社員には優しい守ってくれるものです。

 

失業給付も出るし、成果が出なくてもそうそうクビにはならないし(笑)

 

その安穏さを享受するも良しですし、やはり、成果に見合った報酬がなければ納得しないなら、辞めればよいだけのこと。

 

私はそうしました。

 

私腹肥やし社長の限界、変化を受け入れない上司の天井の低さ。

 

そして、自分一人で大海に出て行くワクワク感。

 

 

ま、格好良く書くとこんな感じです。

 

 

日本の資本主義社会では、同族企業が私腹を肥やす構造やファミリー経営は当然ですから、否定はしません。

 

しかし、就労者の労働対価に見合わない報酬しか出せない、処遇しか出来ない会社の未来は、そう永くない。

 

私の個人的主張です。

 

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