今、本気で住宅ローンを固定に変えるのですか?  | 助太刀いたす!熊本で唯一の住宅ローン専門FPオフィス
保険の見直しをしたお客様から
最近よく電話で言われるのが住宅ローン金利の話
固定にきりかえたほうがいいのでしょうか。

そんな必要はない。と言っています。
それでもお客様は不安そうです。
マスコミの力ってすごいですね。

お客様に言っていることを書くならごちゃごちゃ
言われるかもしれないな住宅ローンは長期固定金利で
と言っていた方が楽なんですが・・・

だってそうでしょう。
歴史的低金利の今、金利が上がる可能性を考えれば
どっちかといえば上がる可能性が高い。

といっていた方が責任がない

それにFPの人たちみんなそう言ってるし。(一部の方除く)
住宅ローンは固定金利で。そういっているので
赤信号みんなで渡れば怖くない。

でもあえてFPとしての自分の意見を書きたいと思います。
変動金利から固定金利に変えることはいいとは思えない。
あくまでも今はですが。

その根拠はこれです。



これは日本の人口ピラミッドです。
日本の人口はこれから減少することが決まっています。
国力、GDPは人口に比例します。

移民でも受け入れをするなら話は別です。
単一民族の日本ではそれは不可能な話。
つまり人口は殖えない。そして成熟衰退していく。

さて金利が11月より上がり始めています。
そこから急に変動金利から固定金利への見直しを
いうFPが増えてきた。

金利が上がるときってどんなときでしょうか。
少なくても変動金利は政策金利です。
固定金利はマーケットの影響をうけます。

一般に人口が40歳のところが多くなれば景気が
よくなると言われています。
そのあたりの年代が住宅購入するからでしょう。

金利が上がる1つのパターンは景気がよくなることです。
物価を抑えるために金利をあげてコントロールする。
日銀の仕事の一つに物価の安定があります。

でも・・・

来年には消費税もアップする予定です。
しかもこれから人口は減少していきます。
本当に持続的に景気はよくなるのでしょうか。

本当にそうであれば株式投資をすればいい
住宅ローンアップ分を十分吸収できるのではないでしょうか。
株価本当に上がるように見えますか?



次に日本破綻論ですが、国債が売られて金利が上昇
というシナリオですがマーケットに関係あるのは固定金利。
景気が悪いにも関わらず政策金利を上げるのでしょうか。

そんなことをしたらそれこそ日本がおかしくならないでしょうか

ちなみにイタリア国債が売りこまれたとき国債金利は
7%超でした。その時の住宅ローン金利はECBの基準金利
に連動していたので10年固定でも4.64%でした。

http://www.globalpropertyguide.com/Europe/Italy/Price-History

日本の固定金利はマーケット(新発10年物)が基準
変動金利は日銀の政策決定会議の多数決
この多数決で金利が急上昇するのってありえるのでしょうか

長くなりましたので理論はこの辺で
次回は実際の金額をだしてシミュレーションします。

そこで見えるのはいつから金利があがるのか
どのくらい急上昇するのかによって違うということです。
それってだれかわかるのでしょうか。

では

ファイナンシャルプランナー
永野 修