では、実際当院ではどのようにワクチン接種を進めているか、ご紹介します。
(当院は完全予約制ですので、予約の段階でワクチン接種希望の有無をお知らせください。)
来院されると、問診票を記入いただき、熱を測ります。
(体調がよく、熱も37.5度未満であれば接種可能と判断することがほとんどです)
準備ができたら、診察室にお呼びします。
子宮頸がんとHPVの関係について、ワクチンについて、
院長からこのブログの①、②、③で書いた内容、副作用について説明し、質問があればお受けします。
納得いただいたら、同意書にサインをいただき、いよいよ接種です。
(当院では院長が接種する場合と、院長の指示のもと看護師が接種する場合があります。)
上腕外側の筋肉に接種するので、少し痛みは強めです。
当院で接種を推奨している「ガーダシル」の情報サイト に、接種の流れが写真付きで載っていますので、参考にされてください
※ 特に自律神経が発達途上である思春期の方では、緊張感の強い場合、痛みが強い処置をした後で
「迷走神経反射」と言って血圧が下がったり、失神して倒れてしまうことが稀にあります。
これはワクチンの副作用ではなく、痛みによる反射と考えられています。
接種後30分以内に起こることが多いので、
その間は院内でゆっくり座ってお待ちいただくようお願いしています。
それ以外の副作用としては、一般的な予防接種とほぼ変わらず、
接種部位の痛み、発赤、かゆみ、出血、軽い発熱などと、
筋肉注射なので、筋肉痛のような痛み、腕のだるさが数日続く、という方が多いようですが、
今のところ、痛みが強すぎて、2~3回目の注射を拒否した、という方はいらっしゃらない程度です。
あまり心配されずにお受けいただいて大丈夫かと思います。
万が一、接種後に強い症状や、症状が長く続く場合には遠慮なくご相談ください。
HPVワクチンは「不活化ワクチン」に分類されるので、
接種後1週間経過すれば(1週間後の同じ曜日から)、他のワクチンを接種可能です。
ちなみに、インフルエンザワクチンも同じ不活化ワクチンですので、
1週間あければどちらが先でも接種可能です。
なお、風疹、麻疹などのワクチンは「生ワクチン」です。
生ワクチン接種後に他のワクチンを打つには4週間あける必要があります。
なお、接種の料金ですが、
中央区からの助成対象者は窓口負担金は無料
です。
必ず受診券(問診票を記載して)をご持参ください。
自費でお受けの場合、
当院で3回接種される予定の方は、3回分一括前払い ¥50,400 (税込)がおすすめです。
1回ずつ分けてお支払の場合、
当院での初回は、説明に時間がかかるため、¥18,900(税込)
当院での2,3回目は、¥16,800(税込) となります。
お支払いには各種クレジットカードをご利用いただけます。