再発後放射線治療から5年 | 一トローンボン吹きの肺がん対峙記

一トローンボン吹きの肺がん対峙記

初期の肺ガンが見つかって手術。その後2年半経って再発、放射線治療。7ヵ月後に副腎転移。標準治療、標準外にかかわらず最適な治療法を模索し続けるアマチュア・ジャズ・トロンボーン吹きの記録。

2009年12月に再発が確定し、
2010年1~2月に肺門、縦隔リンパ数カ所の放射線治療。
あれから早5年。

最初に予定したカルプラ+アリムタ+アバスチンの治療だと
生存中央値は1年強。
もう一つの候補、イレッサだと30ヶ月強。

進行が遅いタイプなのかもしれないが、
標準治療ではない放射線治療から初めて、
イレッサ、副腎再発で標準外放射線治療、
そして現在はタルセバで継続し5年が経過したということは、
かなりの好成績だと言っても良さそうだ。

1週間前に今月の血液検査とレントゲンを行ったが、
結果はCEAが72.4で前月より上昇。
しかしながら前々月までは至っておらず、
判断は変動の範囲内ということになった。

従ってタルセバは75mgでさらに継続。
来月はCTを撮って、昨年末の画像とを比較。
そこで治療成績をあらためて判断することになる。

最近のがん治療では、新規分子標的薬の開発も進んでいるが、
抗PD-1抗体などの新しい免疫療法の開発が進んでいる。

副作用が少なく、従来抗がん剤治療以上の成績も見込めそうなので、
承認されれば、今までのがん治療のあり方が様変わりしそうだ。

今は使える薬でダラダラつないで、新薬に期待するとしよう。