HIAが実施されるとすれば | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

-~ 岡安式相場の読み方 ~

ここ最近米国の本国投資法(HIA)をよく耳にするようになりました。
オバマ政権は雇用拡大の一環として米国企業の海外からの本国送金への減税を時限的に行う可能性が高くなってきたと思われます。
これは2005年にも行われ円安の大きな要因となり、今回もし実施するとすれば介入とは比較にならないほど円安に振れる事が予想されるだけに注目して行きたいと思います。
ユーロは昨日のNY市場で一つの節目でもあった1.34ドルを上に抜けてきました。
スイス中銀がスイスはまだ過大評価されているとしユーロスイスを更に1.3から1.4フランが望ましいという発言もありユーロスイスは底堅い動きが続いている事から、ユーロドルも一段の上昇が期待できそうです。
ECBの金融機関への資金供給や、先日のIMFや欧州委員会の銀行資本強化の取り組み等から金融不安が後退するなど一時的にせよ安心感が広がり始めています。
株式市場をみてもNYダウは三日連騰となるなどリスク選好の動きも少しずつみられました。
取り敢えず1.3370付近をバックにフィボナッチの61.8%戻しの1.3480付近を目指す展開を予想します。
ポンドドルは昨日急落後に再び買い戻しの動きがみられ1.55ドルが上値の強い抵抗線になります。
こちらも長い下ヒゲを伸ばしたことで1.55ドルを抜ける事ができれば底打ち感が強まり1.57台を目指す展開とみます。