Disneyland Resort Paris - 87 (Illuminations) | The Wonderful World of Disney

 

Disney Illuminations

 

 

旅の最後を締めくくるナイトタイムスペクタキュラー「ディズニー・イルミネーションズ」。Disney Dreams!からリプレイスされたこのショーは、噴水やレーザーといった特殊効果を加えたプロジェクションマッピングによって展開されます。ショースタートは閉園時間の23時からです。ちなみに夏のパリでは、日の入りが夜の9時~10時なので、夜のショーも必然的に遅い時間になってしまいます。

 

このショーを観に海を渡ったといっても過言ではないメインイベントです。滞在期間中6回観賞するチャンスがありましたが、あいにくの雨および雨予報を受けて3回だけの観賞となりました。その中でも、一般ゲストが観賞できる最前列から観ることができた公演をまとめます。

 

 

こちらのショーは、25周年の目玉ということもあり、晴れている日は約2時間以上前から待機している人がいるくらいです。現地のキャストさんはのんびりなので、観賞エリアの設営はショー開始2時間前ぐらいを目安に始まります。この設営状況によって、当日の観賞エリアが確定します。私が観賞した際は、城前の中央最前列(上の写真で見える光景)の前方は、VIPツアー・ゲストによるVIPエリアとして場所が確保されていました。VIPがいない・少ないときはエリアが縮小されるようです。一般ピーポーの私が観賞できたのはその後ろになります。写真にも少し写っていますが、この日は待機中小雨が降られた関係で、すべてが立ち見となりました。

 

必ず座って見なければいけないというルールはなく、キャストからも座っても立ってもどちらでも良いとされています。しかし、多くのゲストが座った待った結果、そのまま座って観賞するため、暗黙の座り見ルールが発生します。少しでも立とうとするならば「Sit Down!」コールが飛ぶくらいです。そのため、座高の低い方がこのショーを撮影しようとすると前の人が写りこむほか、最前列の場合、VIPエリアのゲストに立たれると何もできない状況に陥ります。この日は座り見スタンバイからの途中小雨の影響で最前列から皆さん立ちあがった状態でのスタンバイだったため、運良く最前列から立ち見で観賞することができました。後から座れと言われても、立ち見で待つとその分座るスペースがないため、誰も座れとは言いません。

 

こうした観賞エリアでの暗黙のルールやそのときに座れるか立てるかというのは現地での状況や経験からの判断するしかないため、こうですとは言い切れません...。言うまでもなく、TDRと違って頭の高さを超えない撮影とかのルールはありませんし、みなさんスマホやタブレットでの撮影に必死ですので、そうした光景も必ず入ってしまいます。厄介なのは肩車や風船ですが、上海ほどはひどくありません。

 

さて、ショー開始3分前に...

 

 

VIPエリアにて、プロポーズ!?が行われました。左後ろのキャストがゲストのカメラを、そして右後ろのキャストが指輪置く青いクッションと花束を持っていることから、パーク公認のプロポーズ大作戦のようです。こちらの公開処刑というか公開プロポーズは、私が観賞した3回中3回とも実施されました。1日1組限定の催し物のようです。最前列から見てれば祝わざるを得ない状況に陥ります(笑)

 

で、これをやられるのは全然構わないんですが、晴れている日の暗黙の座り見ルールとなっている場合、何事かと立ち上がってしまう人がチラホラ出てきます。しかも、ショー直前に行われるため、最悪ショーが始まってからも座れコールが続くこともしばしあるくらいです。

 

課金して祝ってもらうにせよ、TDLみたいに民衆を集めて公開処刑じゃなくて公開プロポーズをするのは勝手ですが、もう少し上手い方法でやってあげたほうがプロポーズされる側や見せられる側のためなのかなぁと思う次第です。TDLの場合は、SNSで叩かれるという洗礼が待ち構えているので、それでもやるぞぉーという方は頑張ってくださいね(笑)

 

 

さて、お城のライトアップが変わったらショースタートの合図です。フランス語と英語の語りの後、聞き覚えのある曲でショーは始まります。

 

 

Within each of us, is a dreamer just waiting to be awakened.
We all have the magic to unlock this inner child.

But sometimes that inner child needs an invitation to come out and play.

This is your invitation ... to dream

 

 

 

上海ディズニーランドの「Ignite the Dream」と同じシンデレラの「A Dream is a Wish Your Heart Makes」の英語曲に合わせて、城前の噴水が高く上がります。まぁ、上海の英語版なので、投影しているお城の形をカスタマイズしているって感じです。

 

 

 

 

 

 

 

シーン2も上海と同じライオンキングです。

 

 

 

 

 

 

 

 

上海ではハクナマタタの曲へと続きますが、ここでは同作の「Can You Feel The Love Tonight」の曲に合わせてオリジナルシーンが映し出されます。シンバとナラが再会したときに歌われたシーンが再現されています。

 

 

 

 

 

 

 

リトルマーメイド、ファインディングニモ、パイレーツオブカリビアンと上海と同じシーンが続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、追加されたオリジナルシーン。

 

 

 

 

空前の大ヒットとなった実写版「美女と野獣」のシーンです。アニメ版も実写版もフランスの地がモデルや撮影地になった場所が多数あることは有名な話ですね。曲は、「How Does A Moment Last Forever」が歌われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カールじいさんの風船のシーンからのスターウォーズ、Flozen、フィナーレという流れで、上海と同じ構成が続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィナーレの後は、チェイサーという形で「If you can dream」という曲に合わせて、数分間だけ「25」の文字が浮かび上がります。

 

 

 

 

 

 

上海と同じ楽曲・構成と聞いていたため、正直イマイチかなぁと思っていましたが、やはりパリは違いました。Disney Dreams!のときに比べると、マッピングが鮮明に投影されているため、肉眼で見るとかなりきれいに見えます。また、楽曲が英語で歌われているのもポイントとの高い部分かなぁと思います。パリらしく豪快に打ち上がる花火やパイロは、いつ見ても感動を覚えますよ。

 

<参考>

 

 

 

 

 

ショーは23:30頃に終わり、その足でエントランスへ向かった23:40にバイバイの挨拶をしに、あの方がやってきます。

 

 

ノーマルコスではありますが、ミッキーが帰っていくゲストにご挨拶をしています。ゲストは、帰路を急ぐため、何枚か写真を撮ったら帰っていきます。もうじき日付が変わろうとする時間ですからね。

 

 

 

 

 

 

 

ショーが終了した頃には、パークは閉園時間を迎えています。メインストリートU.S.A以外のエリアは立ち入れず、ゲストが退散したエリアから順にセキュリティが配備され、パークの奥に入れなくなります。ショー終了から30分もすれば、人のいない光景を撮影できますので、今回も狙って撮影してみました。

 

 

かすかに「25」の飾りがあるので、25周年のとき行ったなぁと思い返せます。20周年のときに比べると、お祝いムードが薄れているようにも思えますが、リゾート全体で大きな変化がなかったのと、パリ市内でのテロの影響を受けて、自粛しているのではと個人的には思っています。

 

世界的にも有名な観光都市ではありますが、その治安の悪さは年々悪化しており、神経質な日本人にとってはなかなか足を踏み入れづらくなっているでしょう。忘れた頃に残念なニュースが入ってくるのは、この地が好きな私にとっても悲しい知らせです。2024年には、パリの地でオリンピックが開催されることが決まっており、そのときまでには治安が回復してくれることを祈っています。

 

 

ディズニーランド・パリは次が30周年。また一味違ったディズニーパークでの体験ができることを願っています。そのときまで...Au revoir!