エスニック風エビチリ


長岡は夜半から雨が降りはじめました。こんなにまとまって降る雨は本当に久しぶりです。

猛暑でほてっていた地面も家も、そして身体もこれでちょっと冷ますことが出来そうです。

しかし、徐々に気温が下がるのと違い、今回のように猛暑から急に涼しくなると、身体全体が冷めずに表面だけが冷め却って身体の芯に熱をこもらせてしまう場合があります。

そんな時には、唐辛子や生姜など発散力の強い食材を使ったお料理をいただくことによって、身体の芯に溜まった熱を追い出すという方法もあります。

しかし、いいからといってあまり辛いものをいただきすぎて暑さで弱っている胃腸を益々調子悪くさせてしまうなんていうこともありますから、体調と相談しながらほどほどにいただくように心がけて下さいね。


暑い暑い日が続いていたので、畑で完熟したトマトの甘みは濃く、尚かつ瑞々しく、一層おいしさを増しています。

先日そんなトマトをたくさんいただきましたので、生トマトを使って中華風ではなくエスニック風海老チリソースを作ることにしました。

これは、トマト以外にも玉ネギや人参も入れて作り、レモン汁をまぶしたレモンライスと一緒にいただきます。

我が家では、丁度ナスもたくさんあったので、カレー粉を少しいれたこちらもエスニック風麻婆ナス仕立てにし、好みで御飯にかけていただくようにしました。

今回は、このエスニック風海老チリソースをご紹介します。

これは、海老というよりトマトソースでいただくといった感じの出来上がりですので、お好みで海老の量は倍に増やしてもよく、その場合は他の材料はそのままの分量でつくります。

また、名前はチリソースですが、辛みはチリソースをお好みに応じて後からかけるようにして辛さを調節していただくようにしました。

濃厚なトマトとレモンライスが織りなす味は、中華料理の海老チリソースとも違った異国情緒をかもし出します。


辛みを上手に使って夏バテ解消にいかがでしょうか?




とまと エスニック風生トマトの海老チリソース エビ

材料    2人分

海老       10本~
塩        少々
日本酒      大さじ1
片栗粉      小さじ1
卵白       大さじ1
サラダ油     大さじ1

胡麻油      大さじ1
おろしニンニク  小さじ1/4
玉ネギ      中1/2ヶ(50g)   みじん切り
人参       小1/2本(40g)   みじん切り
トマト      3ヶ(350g)    皮を湯むきし、種を除きざく切り
トマトピューレ  50cc~・・・トマトのコクが足りない場合は多めにします
フィッシュソース 小さじ1・・・日本の魚醤、ニョクマム、ナンプラーなど  
醤油       小さじ1
塩        適宜

白米       丼2杯分
レモン汁     一ヶ分

チリソース    適量

作り方
1)海老は、水洗いし殻を全部むき、竹串を使い背わたと腹わたを取り除きキッチンペーパーなどでよく水分を拭き取り、ボールに入れます。塩少々、日本酒、片栗粉と卵白を加え、手で揉むような感じで全体をよく混ぜます。
2)フライパンを火にかけ、温まったらサラダ油を入れ1)の海老を炒めます。海老は火を加えすぎると固くなるので、手早く火を通し表面の色が変わり始めたら いったんボールに取り出します。
3)同じフライパンに胡麻油を入れ、おろしニンニク、みじん切りした玉ネギと人参を加え、弱めの中火で焦がさないようにかき混ぜながらしっかりと火を通し、次にざく切りしたトマトを加えトマトが煮崩れるまで炒めます。
4)トマトピューレ、フィッシュソース、醤油、そしてボールによけておいた海老も入れます。味が足りないような場合には塩少々で味を調え、大きくグツグツッと煮たったら火からおろします。
5)炊きたての御飯にレモン汁を合わせたものに4)をかけ、お好みでチリソースをまぶしながらいただきます。