梅雨が明け、洗濯ものを空の様子を伺いながら干さなくていいのは大変ありがたいのですが、なんと言っても夜になってもさめやらぬムシムシとした空気だけはいただけませんね~。

今年は気温も変化が激しく、暑い日が続いた後に来る涼しい日は気持ちがいいのですが、その後また急に高温になるというような変わりようになかなか体調をうまく合わせられないことも多くなってしまいます。

これからが夏本番。今年も食べ物と水分に気を配りながらうまく乗り越えていきたいと思っています。


白インゲン豆の甘煮



川越では、お盆におはぎを食べる慣習のようで、その頃になると和菓子屋さんやスーパーなどではおはぎが並べられます。

もちろん川越生まれでない我が家ではなじみのないことですが、この様子を見ていてこの暑い季節にこってり甘いものをいただくのも悪くないかもしれないと思い、久々にお豆の甘煮を作ってみました。

今回甘煮にしたお豆は白インゲン豆です。これにはあまり意味がなのですが、少しでも見た目が暑苦しくならないようにと言う意味あいからです。

夏のお食事というと、我が家ではとかくお醤油ベースのものが多くなりがちですが、久々に味わうこの甘煮がその塩気を緩和してくれ食欲をそそります。

川越のお盆におはぎというのは、もちろん何かしらの理由から始まったことと思いますが、それと同時にこの絶妙な取り合わせが定着したのかしら?と勝手に解釈してしまいました。

お豆を煮るのはちょっと面倒と敬遠される方も多いかと思いますが、いったん火にかけてしまうとそれほど側にべったりとくっついていなくてもいいのであまり手間もかからずに作ることが出来、また一度にたくさん煮て小分けにして冷凍しておくと何かと便利です。

ただ冬と違いお豆を水にふやかす時間を長くしすぎると水が痛んでしまうことがありますので、8時間位をめどにするようにした方がいいです。また、夏にはあまりないことですが、24時間以上つけてしまうとふやかしたお豆が逆に硬くなってしまうので気をつけて下さいね。

今年は暑気払いに白インゲン豆の甘煮はいかがでしょうか?



豆 白インゲン豆の甘煮 豆

材料
乾燥白インゲン豆    1カップ    豆を洗い、豆の分量の5倍くらいの水に8時間くらいつけておく
砂糖          1カップ弱
塩           ひとつまみ

作り方
1)インゲン豆と一緒につけておいた水ごと大きめの鍋に入れ中火にかけます。
2)沸騰したらざるに空け、いったん煮汁を捨てます。
3)インゲン豆を鍋に戻し、豆の5倍くらいの新しい水を注ぎ入れ再び中火にかけ煮ます。
4)沸騰したら弱火にし、途中あくを取りながら豆が柔らかくなるまで煮ます。途中豆が水面から出るようになったら水を加えて水面からでないようにして煮ます。
5)豆が柔らかくなったら、煮汁を半分くらい捨て、分量の砂糖を数回に分けて入れ、その都度よくかき混ぜます。一度に全量の砂糖を入れると豆が堅くなるので必ず数回に分けるようにします。また、かき混ぜるときにあまり混ぜすぎると豆が全部つぶれてしまうので様子を見ながら混ぜます。最後の砂糖と一緒に塩ひとつまみも一緒に入れ混ぜます。
6)艶が出たら火から下ろし、ふたをしてそのまま自然にさまします。