この猫、最初は昼間は我が家に来ていて夜になるといなくなり、寒い季節は暖炉の煙い臭いをさせて帰ってきたり、時には長い毛をカットされていたりしていたので多分よその家の飼い猫だったのだと思います。
しかし、我が家にいる時間の方が長く、だんだん餌も我が家で食べることが多くなって・・・・そんな二重生活をしていた猫がある時突然いなくなりました。
その一ヶ月後、ガリガリに痩せ足の裏の肉球がひび割れるほどに固くなってぼろぼろの状態で帰ってきました。
多分飼い主と共に引っ越したのだろうと思うのですが、彼はどうやら我が家を懐かしんで帰ってきたようでそれ以後はずっと一緒です。
ついにはニュージーランドから日本へも一緒に来た我が家の猫。
その猫が急に苦しみだした時にはどうしようかと・・・・
高齢なのでもしかしたらこのまま大変な状況になるのではないかと心配したのですが、獣医さんにみていただいたところ、肺に水が溜まってしまったとか。
二日ほど注射に通い、その後は飲み薬で様子を見ることになりました。
昨日あたりから食欲も戻り、徐々に元気になってきて一安心です。よかった~
たかが猫一匹、されど猫一匹。彼の存在がこんなにも大きいとつくづく感じた出来事でもありました。
そんなこんなで慌ただしい数日間でした。
お料理とは関係のない話題からのスタートになりましたが、ここからはお料理の話に戻ります。
新ジャガ芋が出回るようになりました。このお芋のおいしさを最大限に引き出すのは、やはり出来る限り手をかけないことだと思い今回はシャッキリ炒めにすることにしました。
シャッキリ炒めというのは、あまり火を通さずに少し歯触りを残した程度にさっと炒めることです。
これは新ジャガ芋ならではのもの。
なぜなら、だんだん季節が進むと全体に固くなり、さっと炒めた程度では火が通らず特に芯の部分が生のまま残ってしまうからです。
そうすると食感も悪くなりおいしさも半減してしまうので、やはり今の季節がお勧めですね。
一緒にいただいたものは、カレー味のポークピカタです。このレシピは載せませんが、以前和風ポークピカタをのせていますのでそちらを参考にして下さい。
和風ポークピカタと基本的には作り方は同じなのですが、違うのは豚肉に付ける小麦粉と一緒に調味料入りのカレー粉を混ぜたものを付けたこと。そしてもう一つ大葉の代わりにパルメザンを加えた溶き卵の中にくぐらせ焼いたということです。
これは、豚肉にも塩胡椒を振ってあり、またすでにカレー粉に味が付いていますので、何もソースを付けずにいただくことが出来ます。お手軽なのでお試し下さい。
他には、レタスとトマトのスープ、そしてカニかまぼことキュウリのサラダを一緒にいただきました。
レタスとトマトのスープも簡単なのでレシピを載せます。
このスープは、火から下ろす直前にトマトとレタスを加えるようにし、煮込まないようにした方がおいしくいただけます。
色々忙しかったところに合わせ猫騒ぎでばたばたとした一日をこんなレシピでまかないました。お忙しいときの参考にしていただけましたらと思います。
新ジャガ芋のシャッキリ炒め
材料
新ジャガ芋 2ヶ
種なし黒オリーブ 4ヶ 輪切り
オリーブオイル 大さじ1
バター 5g
薄切りニンニク 4~5枚
塩、胡椒 各少々
みじん切りパセリ 少々
作り方
1)新ジャガ芋は細めの拍子木切りにし、5分位水にさらします。ざるに揚げよく水を切ったら、キッチンペーパーなどで更に水を拭き取ります。
2)中火で温めたフライパンにオリーブオイルとバターを入れ薄切りニンニクを炒めます。香りがしてきたら水気を切ったジャガ芋を加え手早く炒めます。
3)縁が少し透き通った感じになったら塩と胡椒をふり、黒オリーブとみじん切りパセリを加え、さっと火を通し火を止め盛り付けます。
レタスとトマトのスープ
材料
トマト 大1ヶ
玉ネギ 1/4ヶ 薄切り
セロリ 5cm 千切り
水 500cc
顆粒チキンコンソメ 大さじ1/2
ベイリーフ 1枚
パセリの茎 1本
レタス 2枚
塩、胡椒 各少々
作り方
1)トマトは皮を湯剥きし種を取り除き、1cm角位に切ります。
2)鍋に玉ネギからパセリの茎までの材料を入れ火にかけます。
3)沸騰したら5分ほど煮て角切りしたトマトいれ、レタスを手で食べやすい大きさにちぎりながら加えます。塩胡椒で味を調え、一煮立ちしたら火を止め盛り付けます。
和風ポークピカタ