大寒を迎え一段と寒さが厳しいように感じますが、この寒という季節は、おいしさの代名詞のようでもあります。

特にお魚は、脂がのりおいしさを増し、お魚売り場に行くとどれを買おうかと迷うことしきりです。

今回は、珍しい新潟県は佐渡産の牡蠣を買い求めてきました。

牡蠣というと、一般には広島産や三陸産が多いですが、この佐渡産の牡蠣は、生で食すことができませんが、その二つの産地のものより濃厚でクリーミーな感じなので、これを見つけると買わずにはいられません。

寒くなり、牡蠣が多く市場に出回るようになってからというもの、一度は牡蠣のグラタンを作りたいと思っていたのですが、今回ようやくそれを作れることに・・・・

出来上がったものをいただくと、生臭さはみじんもなく、何ともいえないミルキーな味が口いっぱいに広がります。お陰で期待は裏切られることなく、思いっきり季節の味を堪能することができました。


牡蠣は、好き嫌いがはっきり分かれる食材でもあります。

実のところ、我が家でも牡蠣好きとそうでないものの二手に分かれます。嫌いな人たちは、フライ以外での牡蠣はいただくことが出来なかったのですが、このグラタンを作るようになってからは大好きなメニューの一つになってしまいました。

ということから、もし皆さんのご家庭で牡蠣が苦手という方がありましたら、試しに一度作ってみていただきたいメニューです。

特に佐渡産の牡蠣が手に入った場合にはお勧めです。

ただし、今回の牡蠣は生でいただく訳ではありませんが、呉々も鮮度のいいものを使用することと、塩水で汚れをよく落とすことが肝心です。あまり汚れが取り除かれないものを使用すると、生臭さが残り、牡蠣嫌いな方にとっては、最悪の印象が残り、二度と牡蠣を口にすることが出来なくなってしまうかもしれませんから呉々も気をつけて下さいね。

もし、殻付きの牡蠣で作る場合には、殻の中に入れた状態でハーブソースをかけ、チーズをのせて焼いて下さい。

今回は、季節柄牡蠣を使いましたが、ムール貝が手に入る季節には同じように作ると又違った味わいになりますよ。



一緒にいただいたものは、

crystal* 3種のキノコのスパゲッティー
crystal* もやし、ゆず、大葉、カリフラワーのサラダ・・・和風ドレッシングで





牡蠣 牡蠣とジャガ芋のチーズグラタン じゃがいも

材料
牡蠣            10ヶ位
 塩            適量
ジャガ芋          3ヶ    櫛形に切り、水に浸けアク抜きする
塩、胡椒          適量

バター           30g
オリーブオイル       大さじ1
玉ネギ           小1/2ヶ  みじん切り
みじん切りニンニク     大さじ1/2
みじん切りパセリ      大さじ2

スライスチーズ(チェダー) 2枚・・・・なければ溶けるスライスチーズ4枚かピザ用チーズ
スライスチーズ(モツァレラ)2枚

作り方
1)ボールにたっぷりめに水を入れ、海水程度の塩加減になるように塩を加えます。そこに牡蠣を入れ、よくもみ洗いします。汚れが落ちきれいになるまで2~3度水を替え同じように洗い、ざるに取ります。
2)アク抜きしたジャガ芋は、芯が残らない程度に茹で冷ましておきます。
3)小鍋にバターとオリーブオイルを入れ火にかけ、油が温まったらみじん切り玉ネギとニンニクを加えよく炒めます。玉ネギが透き通ったらみじん切りパセリを加え、一煮立ちしたら火から下ろします。
4)渕高の耐熱皿に2)のジャガ芋を並べ、間の所々に1)の牡蠣をのせ、全体に軽く塩と胡椒を振ります。
5)3)のオイルを全体に回しかけ、更に二種のスライスチーズを手でちぎり全体に散らします。
6)200度に温めたオーブンで20分位、全体がぐつぐつとなり、チーズの表面が少し焦げるまで焼きます。