台風の接近に伴い、ここ川越はお昼頃から雨が降り出し、少しづつ雨音が大きくなってきています。
皆様の地域ではいかがでしょうか?上陸することなく通り過ぎてくれるといいですね。


このお休みに、ひよこ豆の買い置きがあることをお思いだし、中東料理のフムス、ひよこ豆のペーストを作ることにしました。

ひよこ豆は、ガルバンゾーとかチックピー、もしくはエジプト豆とも呼ばれます。このお豆を知ったのは、もう40年近く前のこと。海外の方にごちそうになったのが初めてでした。

その後買い求めたいと思っても、その頃は、あっても輸入品を扱うごくごく限られたお店でしかお目にかかることが出来ず、それも缶詰だけしかありませんでした。近頃では水煮の缶詰をスーパーでも見かけるようになり、また、お豆を多く扱っているお店では乾燥豆も目にするようになって、日本でもポピュラーなお豆になりつつあるようですね。

このお豆の原産は、トルコの南西部あたりとか、その気候帯からいくと日本での栽培は難しいのでしょう。未だこのお豆が栽培されている様子には直にお目にかかったことがなく、はたしてさやの形はどんななのか、またどんな風に栽培されるのか等とても興味をそそられます。

ひよこ豆を乾燥させたものは、色合いからすると乾燥大豆に似ていますが、味や臭いが大豆のそれほど強くないので、我が家では、サラダ、煮込み料理、スープ等々、色んなお料理に使い、今は日常的に食卓に上っています。

今回は、お肉の付け合わせにしたり、そのまま直接パンやクラッカーに載せていただいてもおいしいフムス(ひよこ豆のペースト)のご紹介です。

これに使うひよこ豆は、乾燥豆を煮て作るのが、一番新鮮な感じもしますが、缶詰を利用するととても手軽に出来ます。乾燥したものを使う場合は、洗ったひよこ豆を4杯くらいの水に7~8時間浸して戻してから鍋に移し、途中出てくるアクを取りながら柔らかくなるまで煮ます。

また、一緒に使うタヒニ(練り胡麻)も今回は自家製の作り方をご紹介します。

このタヒニは、和え物、タレやドレッシングに入れたりと何かと重宝なので、作るときには多めに作っておかれるといいと思います。また、このタヒニを作るときには、ちょっと面倒でも、市販の煎り胡麻を使わずに、洗いごまを煎って使った方がおいしいものが出来ます。そして、こちらも瓶詰めにしたものなどが売られていますので、もちろんそれを使っていただいても結構です。

今回のフムスは基本の味ですが、ツナ、サンドライドトマト、炒めベーコン、オリーブなどとも相性が良く、一緒にそのままいただいたり、または中に一緒にいれこんでいただいてもとてもおいしいです。

他に、生クリームやヨーグルトを加え、少しゆるめにして野菜のディップなどにしても使うことが出来ます。

たまにこんな異国の味はいかがでしょうか?



もみじ タヒニ(練り胡麻)木の葉

材料
洗い胡麻白     100g
胡麻油       大さじ2~

作り方
1)洗い胡麻をフライパンに入れ、弱めの中火で焦がさないように炒ります。少し茶色くなり、香りが出てきたら火から下ろし、冷ましておきます。
2)煎ったごまをフードプロセッサー(もしくはすり鉢)にいれすります。粘りが出るような感じになったら一端止め胡麻油を加えます。再度フードプロセッサーを回し、なめらかになったら止めます。もし、まだボソボソしているようなら、もう少し胡麻油を加えます。



もみじ フムス(ひよこ豆のペースト)木の葉

材料
水煮ひよこ豆     200g
煮汁         50cc
タヒニ(白練り胡麻) 大さじ1+1/2
レモン汁       大さじ1+1/2~
塩          少々
おろしニンニク    小さじ1/2
粉末クミン      小さじ1/8~
オリーブオイル    大さじ2~

作り方
1)水煮ひよこ豆と煮汁をフードプロセッサーにいれまわします。
2)ひよこ豆がだいたい崩れたら、オリーブオイル以外の材料を全て加え再度フードプロセッサーを回します。
3)粘りが出るようになったらオリーブオイルを加え、もう一度軽くフードプロセッサーを回します。
4)味を見て、塩、レモン汁、粉末クミンで好みの味に仕上げます。もし、とろみが足りない場合は、オリーブオイルを足します。