この夏は、ハーブ類はとても出番が多く、特にトマトとの組み合わせが絶妙なバジルには大変助けてもらいました。
しかし、暑い暑い夏を元気に過ごしていたバジルも、ここに来て濃い緑色に少し黄色がかってきました。
このまま枯れさせてはいけないと思い、急遽バジルソースを作ることにしました。
今年は例年より間引き方が少なかったので、プランターは土が見えないほどバジルで埋まっています。茎の根本近くからカットして家の中に持ち込むとキッチンが一気にバジルの香りに包まれました。
家で収穫したものは、薬も何も使っていないし、また虫のいないのが確認できれば、多少の虫食いがあっても全部使えるという安心感があります。しかし、よく見ると葉は思ったより黄色くなっていて、濃い色の部分だけを積むことにしました。
バジルは、水を付けると香りが飛ぶので洗わないのが一番いいといいますが、よく見ると虫がいたりするのでやはり洗うことに・・・
一枚一枚虫がいないか点検しながら洗ったものを、また一枚一枚キッチンペーパーで水分をふきとるという作業は、思ったより時間がかかってしまいました。
今回のムニエルの付け合わせには、傷みそうだったカボチャとナスを使ってしまわなければならなかったので、それらをソティーしたものにしましたが、できたらジャガ芋の粉ふきいもが良かったな~と思いながらいただきました。
また、お魚のムニエルをフライパンで焼く場合には、途中お魚をひっくり返すことなく、フライパンの中のバターをすくいながら回しかけるようにして焼くのですが、今回は、油分を少なくして途中でお魚をひっくり返して焼きました。
バジルソースは、カリッと焼けたお魚や鶏肉などともとても相性がいいですが、他に、パスタにあえたり、サラダのドレッシングにしたり、また、お肉のソースとしても使えます。
もしまだ元気なバジルをお持ちでしたら、最後にバジルソースで夏の締めくくりをされませんか?
一緒にいただいたものは、
キノコのスープ・・・・ナメコ、椎茸、シメジ、人参とタマネギをいれて
オクラ、トマトとキュウリのサラダ・・・・マヨネーズドレッシングで
カボチャとナスのソティー
バジルソース
材料
バジル 120g
ニンニク 1片 荒く切っておく
オリーブオイル 100cc
塩 小さじ2
作り方
1)バジルは、葉の部分だけを摘み取り、水で洗いキッチンペーパーなどで水分を良く拭き取ります。
2)フードプロセッサーに水分をふきたったバジル、荒く切ったニンニク、オリーブオイルの半量と塩を入れ攪拌します。
3)ペースト状になったら取り出し、清潔な瓶などに入れ上から蓋をするように残りのオリーブオイルをかけます。
鯛のムニエル・バジルソースがけ
材料 二人分
姫鯛 1匹・・・もしくは鯛に切り身2枚
岩塩 少々
白胡椒 少々
小麦粉 適量
オリーブオイル 50cc
バター 5g
バジルソース 大さじ1/2・・・オリーブオイルでのばす
オリーブオイル 大さじ2
レモン 適量
作り方
1)姫鯛は3枚おろしにして、小骨は抜き、皮の方に3本くらい切り込みを入れます。鯛の水分を拭き取り、軽く岩塩と白胡椒をふります。
2)温めたフライパンにオリーブオイルとバターを入れます。鯛に小麦粉を付け、余分な粉ははたき落とし、皮の付いている方を下にしてフライパンにいれ、フライ返しなどで軽く押さえながら焼きます。
3)魚に火が入り、身の半分くらいが白っぽくなったら、身を崩さないように気をつけながら裏返します。
4)両面がカリッとなったら、鯛の皮の方を下にして皿に取り、バジルソースをオリーブオイルでのばしたものを上からかけ、レモンを添えます。