今夏は、さすがにオーブンを使う気力もなくなり、パンを焼くのがせいぜいでしたが、こんな気候になると復活するのがオーブン料理です。
その皮切りは、前回ご紹介しましたレモンタルトです。そして続いては、この連休に作った鶏肉のバルサミコ酢焼きです。
バルサミコ酢は、独特な香りと甘みをもっています。そして、熟成を重ねた良質なものほどその香りも甘みも増し、コクがでます。
それだけではなく、お酢の作用で、肉質を柔らかくする作用があるので、お肉に塗って焼いたり煮たりすると、とても柔らかくふっくらと出来上がります。
また、おいしいバルサミコ酢は、普通のお酢と違い長い年月を掛けて熟成され、そのまろやかな味からデザートにそのまま使ったりもします。
漢方では毒を消したり、気ののぼせを下したりするのに熟成した米酢を薬として用います。また、西洋でもバルサミコ酢をお料理に使用しただけではなく、昔は健康のために一なめしていたともといわれ、洋の東西を問わずお酢の効能は遙か昔から広く知られていたようです。
この連休はちょっと忙しかったので、このオーブンで焼いた鶏肉とコールスローサラダ、いつもの色んな野菜をたっぷり入れたスープ、そしてパセリライスという簡単な夕食でしたが、このバルサミコ酢のお陰で満足度は100%でした。
このバルサミコ酢焼きは、冷めてもおいしくいただけますので、お弁当に入れたり、また、パーティーのフィンガーフードとしても重宝します。
何かと行事の多いこの季節、こんなお料理はいかがでしょうか?
鶏肉のバルサミコ酢焼き
材料
鶏手羽元肉 小8本
塩 小さじ1/4
胡椒 少々
バルサミコ酢 大さじ1+1/2
サラダ油 大さじ1+1/2
作り方
1)鶏手羽元肉に塩と胡椒少々をふり、手で全体に良くすり込みます。
2)鶏肉をビニール袋に入れバルサミコ酢を加え、袋から飛び出さないように気をつけながら、袋の上から手で良くもみます。
3)更にサラダ油を加え、同じようによく揉みます。袋の中の空気を抜くようにしながら口を閉め、20分くらいそのまま置いておきます。
4)鶏肉をバットに並べ、180度に温めたオーブンにいれ、30~40分くらい、全体に焼き色が付き、中から透明な汁が出るまで焼き、オーブンから取り出します。