ラム肉の香草焼き


急に気温が下がり、風もちょっと冷たく感じられるようになりました。

こんな時には夏の疲れが一気に出て体調を崩しやすくなりますので、お食事も身体の中を暖めてくれるものに切り替えないと、いつまでも疲れがとれにくくなります。

とはいうものの、いきなりは食欲が・・・・こんな時には、ハーブを使ったもので食欲を増進したり消化を助けたりするのも一つです。

今回はそんなハーブを使い、漢方薬としても使う羊肉を焼いてみました。

羊肉は、お腹を温める作用がありますので、特に女性の方でお腹の冷えがひどかったり、冷えによる腰痛などにおすすめのお肉です。

一口に羊肉といってもニュージーランドでは成長の度合いによってラム、ホゲット、マトンの3種類に分けられます。お値段も子羊であるラムが一番高く、次にホゲット、そしてマトンが一番安くなります。

マトンは、脂分も多く臭いもちょっと癖があるので苦手な方も多いと思いますが、今回使ったお肉は子羊のラムです。

ニュージーランドでは、ラムラックといって、このロースを骨付きのかたまり肉のまま、また、1本ずつに切り分けたラムチョップとして売っています。我が家の近くのスーパーでも冷凍のラムラックが手に入りますが、二人用にはそんなに必要ないので、今回は焼き肉用のカットされた肩ロースを使い、串に刺して焼いてみました。

ラムラックを使ったときのように豪快なお料理にはなりませんが、ハーブとラムの味が丁度マッチして、ちょっと夏疲れした身体に元気を与えてくれたように思います。

ハーブでラムの臭いもほとんど感じませんが、気になる方やさっぱりした味を好まれる方は、レモン汁をかけて召し上がって下さい。



ハーブカボチャ、ナス、アスパラの素揚げ
ハーブパスタサラダ・・・茹で人参、4種の煮豆、ピクルス、オリーブをいれオリーブオイルと白ワインビネガーのフレンチドレッシング味、トマトとレタスを添えて



ハーブ ラム肉のハーブ焼き ローズマリー

材料   8~10串分
焼き肉用ラム肩ロース肉   10枚くらい   筋に直角に半分に切る
黒胡椒           適量
岩塩            適量
レモン汁          小さじ2
みじん切りローズマリー   小さじ1+1/2     
みじん切りパセリ      小さじ1+1/2    
みじん切りレモン皮     小さじ1+1/2
みじん切りニンニク      小さじ1
みじん切りミント      小さじ1
ドライセージ        小さじ1/8
ドライタイム        小さじ1/8
タマネギ          1/2ヶ     10等分に櫛形切り
オリーブオイル       大さじ1

竹串            8~10本   水に浸けておく
レモン           適量

作り方
1)ローズマリーからドライタイムまでのハーブ類を混ぜておきます。切ったラム肉とタマネギを串に刺します。
2)黒胡椒と岩塩、レモン汁をふりかけ、更にオリーブを全体に行き渡るように振りかけ、その上に混ぜたハーブ類を振りかけます。
3)フライパンを火にかけ串に刺した肉を入れます、焼き色が付いたら裏返し、蓋をしてじっくりと肉に火が通るように焼きます。