カレーは暑い国の食べ物なので、確かに暑いときにいただくと身体の代謝を促してくれるのですが、ともすると辛さが夏ばて気味の胃に負担をかけ消化不良を起こすこともあります。
ここのところ気候だけでなく気温も大きく変わることがあったりして、無事に夏を乗り切ってきた身体でも知らず知らずのうちに負担がかかっていることもあります。
今回のカレーはそんなちょっとくたびれ気味な身体でも、容易に受け入れてもらえるカレーです。
カレールー用に入れた野菜は、ニンニク、生姜、セロリ、タマネギと人参、そして煮込んだ野菜はナスを中心に、オクラ、赤ピーマンと椎茸です。あとは細かく切った豚肉を味を出すために少々。とにかく野菜だらけのカレーです。
ナスは身体を冷やす野菜の代表格ですが、最初に油で炒め、更に煮込んでいるのでそんな心配も無用です。
カレー粉もいつもより控えめに入れたので、出来上がったカレーは、スパイシーというより、色んな野菜の甘みが出たとても優しい味です。
コツは、ルーにする野菜はよく炒めること、そして煮込み野菜は煮込む前に油で炒め、煮込む際には少々野菜のしゃっきり感が残る程度に仕上げることです。煮込みすぎると見た目も味もぐちゃぐちゃになってしまいますので、ちょっと早いくらいで火を止めるようにして下さいね。
ちょっと夏の疲れが感じられたらこんなカレーはいかがでしょうか?
夏野菜のカレー
材料
おろしニンニク 大さじ1
おろし生姜 大さじ2
セロリ 5cm位 みじん切り
タマネギ 2ヶ 繊維に直角に薄切り
人参 小1本 薄い輪切り
カレー粉 大さじ2~
小麦粉 大さじ1
サラダ油 大さじ2
顆粒コンソメ 13g・・・・水300ccに溶かしておく
豚細切れ肉 100g 細かく切り、塩、胡椒少々をふる
ナス 2~3本 1cm厚の輪切りし、切った部分に塩少々をふる
赤ピーマン 小2ヶ 一口大の乱切り
オクラ 4~6本 長さを2~3等分に切る
生椎茸 4枚 7mm巾に切る
炒め油 適宜
ガラムマサラ 少々
塩 適宜
ご飯 適宜
作り方
1)温めたフライパンにサラダ油を入れ、おろしニンニクとおろし生姜を入れ炒めます。
2)香りが立ったらみじん切りセロリ、薄切りタマネギと人参を加え茶色くなるまで中火でよく炒めます。
3)カレー粉と小麦粉を加え焦がさないように香りが立つまで炒めます。
4)水400ccに顆粒コンソメを加え溶かしたものを少しずつ加えルーをのばしていきます。この時一度に水を全て加えるとダマが出来るので気をつけて下さい。全てのものを厚手の鍋に移し、コトコトとなるくらいの火加減で、途中焦げないように時々かき混ぜながら20分ほど煮込みます。
5)ルーのあら熱をとりミキサーにかけ鍋に戻します。
6)細かく切った豚肉を少量の油で炒め、ルーの入った鍋に移します。
7)フライパンに5mmくらいの高さまで炒め用の油を入れ、ナスは水分を拭き取り、他の切った野菜類と一緒に軽く炒め油を切り、ルーの入った鍋に移します。全体を軽くかき混ぜ、水分が足りないようなら、ルーが好みの堅さになるように水を足します。
8)ガラムマサラ少々も加え、15分くらい野菜がクタッとなりすぎないように煮込みます。最後に塩で味を調節します。
*カレー粉は好みの分量に調節して下さい。またガラムマサラは辛みが増しますが、少量加えることによりカレーにしまりがでておいしいです。
*炒めるときも煮込むときもむやみにかき混ぜると野菜類が崩れますので、あまりかき混ぜすぎないように気をつけて下さい。