どこのお家にもちょっと物足りないとか、時間がないときに便利な一品というものがあると思います。

我が家では、ひじき煮がその一つです。

このひじき煮には、海のものであるひじきと竹輪、山のものとして干し椎茸、人参、ゴボウ、油揚げを少し多めに入れて煮込むので、我が家の「海のものと山のものを彩りよく食べよう!」という食事の基本にものっとっています。

その為、一品足りないときはもちろん、ちょっとバランスの悪い食事の時や、時間がないときの大事な助っ人なのです。

上記の材料は基本なのですが、ほかに竹の子、かんぴょう、高野豆腐、こんにゃく、大豆、れんこん、キノコ類など、その時々により材料を加えたりもします。

それぞれの材料の色をきれいに仕上げるには、一品ずつ煮て最後に混ぜるといいのですが、竹輪と油揚げによるダシも効かせたいので、色合いは悪くなりますが、あえて全部一緒に煮込みます。

少量を作る場合は、お鍋で煮てももたいした手間ではないのですが、大量に作る場合には、圧力鍋を使うとより簡単にできます。

基本的にはひじきの五目煮とさほど変わりがないのですが、竹輪と油揚げを入れることで五目煮とはちょっと違った味になります。

そして、一度にたくさん作り、小分けして冷凍保存するようにしています。

今回はいりこだしを使っていますが、これを使うとより素朴な味になります。お好みで昆布だしに替えてもおいしいです。

皆様の食卓にこんな助っ人常備菜を加えてごらんになりませんか?




一緒にいただいたものは、

ミツバ アジの塩焼き
futabato. 味噌味のけんちん汁
ミツバ 小松菜のおひたし
futabato. 奈良漬け




竹輪ニンジン 助っ人ひじき煮 しいたけゴボウ

材料
乾燥ひじき   50g      水で戻し、よく水洗いする
干し椎茸    中4枚くらい   水で戻し、薄切り・・・戻し汁は取っておく
人参      中1/2           少し太めの千切り
ゴボウ     8cm位     笹がきして、水にさらしアク抜き
肉厚の油揚げ  1枚       縦半分に切り、さらに5mm巾の細切り
小竹輪     2本       3mm厚の輪切り
日本酒     大さじ1
顆粒いりこだし 小さじ1+1/2
醤油      大さじ2~

作り方
1)水洗いしたひじき、薄切り干し椎茸、アク抜きした笹がきゴボウを鍋に入れ、椎茸の戻し汁、日本酒と顆粒いりこだしも加えます。材料がひたひたに隠れる程度に水を足し火にかけ、途中アクを取りながら材料が柔らかくなるまで弱火で煮ます。
2)千切り人参、細切り油揚げ、竹輪の輪切りを加え、再び沸騰したら醤油を加え煮汁がほとんど無くなるまで焦がさないように気をつけて、時々かき混ぜながら煮込みます。


*油揚げは、昔ながらの少しお豆腐分が残っているような肉厚のものの方がおいしくなります。また、湯通ししないほうがこくが増します。
*竹輪と日本酒を使うことで甘みが出るのであえて他の甘みは足していません。
*調味料は使うものにより濃さが違いますので、ご自分の好みに調整して下さい。また、最初はちょっと薄いかな?と思われるくらいの味付けにして煮込み始めると、出来上がりに丁度良い濃さになります。味が足りない場合は足すことが出来ますが、濃すぎると調整は出来ませんので気をつけて下さい。