いつものご近所さんに、無農薬の長ネギを抱えるほどいただきました。

この時期取っておくと、芽がどんどん伸びたり、また、乾燥してしまい外側を何重にも取り除かなくてはならないという状況も出てきます。そうなるともったいないので出来るだけ早く食べきってしまおうと・・・・

しかし、「本草綱目」によると、長ネギは発散力が著しく激しいので特に冬に食すのはよいけれど、過食をしてはならず、特に生で食するのは特に注意が必要と書かれています。これは身体を温めますが、身体の芯を温めるのではなく、特に身体の外への熱の発散を高めてしまうということです。漢方的には、人の身体は陰陽のバランスで成り立っている為、一度期に長ネギをたくさん食べたりすると、陽気ばかりが増してバランスが崩れてしまい反って血の働きを痛めてしまうことがあるということです。

ちょっと面倒な話になりましたが、わかりやすく川に例えますと、平穏な丁度いい状態の時は川はスムーズに流れいますが、気温が急上昇すると川は干上がってしまうということです。

その血の働きによる災いとは、汗をかきすぎたり、ひどいのぼせをおこし身体は冷えてしまい内臓の働きが悪くなったり、また、血の栄養を受けている髪が抜け落ちるとも。しかし、弊害を及ぼすばかりではなく、上手に食すれば、発汗や利尿をうながし浮腫を治したり、内臓の働きを良くし頭痛を鎮めたり、他にも下痢止め、母乳の出の促進、また耳鳴りを治したり、一切の魚肉の毒を殺すともいわれます。

食物全てどれにも当てはまることですが、上手に使えば薬に、下手に使えば毒にもなり得るということです。そして、調理法も大事な役割を果たします。コトコトと時間をかけて調理したものは、身体の中に入ると急激に燃焼するのではなく、ゆっくりと穏やかに作用するので身体に負担をかけることなく取り入れられます。

こんな事を念頭に置いて、日頃の食生活をもう一回見直してみてはいかがでしょうか?

ネギ類は生でも、煮たり炒めたり、又薬味として幅広く利用できるので、我が家では、長ネギ玉ネギを問わず常備菜の一つです。そして、このネギは、生だと辛い味がしますが、熱を加えると甘くなります。

先週は、寒い日も続いたので、煮込んだり炒めたりとお陰で大活躍してくれました。

その中から、今日は味噌だれ野菜巻きをご紹介します。

これは蒸し焼きに近い方法で、油はフライパンに焦げ付かない程度に使い野菜の水分と豚肉からでる油分を利用しています。そして、焼き上がったものに味噌だれをかけていただきました。そして、中に入れる野菜は、何でもかまいません。小松菜、チンゲンサイ、白菜などの葉物を巻くのもおいいしいです。



一緒にいただいたものは、

おはな♡ モヤシと油揚げの味噌汁
おはな♡ ホウレン草とのりのおひたし
おはな♡ 奈良漬け


クローバー 味噌だれ野菜巻き クローバー  3人分

材料
豚肉肩ロース薄切り   9枚
長ネギ         大1本    長さ5cm、縦に5mm巾に切る  *「大」とは、直径2cm位、長さ40cm位のものです
人参          小1本    長さ5cm、3mm角に切る
ピーマン        2ヶ     縦に5mm巾に切る
ナス          1ヶ     長さ5cm、5mm角に切る
サラダ油        少々
日本酒         大さじ2
胡麻油         大さじ1

たれ材料
みそ          大さじ2
味醂          大さじ2
日本酒         小さじ1
醤油          小さじ1
顆粒昆布だし      小さじ1/2
生姜汁         小さじ2
白いりごま       大さじ1+1/2  すっておく



作り方
1)野菜を彩りよく混ぜ、9等分します。
2)肉を広げ、一包の端に野菜をのせくるくると巻きます。
3)温めたフライパンにサラダ油を入れ、2)の肉のとじ目を下にして入れます。くるくると回しながら肉全体に軽く焦げ目をつけます。
4)日本酒を回しかけ、蓋をして蒸し焼きにします。
5)野菜に火が通ったら、最後に胡麻油を回しかけ軽く火を通してから皿に盛りつけ、上から味噌だれをかけ、さらに煎り胡麻をパラパラとかけます。

たれの作り方
たれの材料の胡麻油以外全ての材料を耐熱容器に入れかき混ぜて、電子レンジに20~30秒いれ軽く煮立たせます。たれが堅いようなら水を足し、タラッとたれる程度に調整します。胡麻油を加えて出来上がりです。
調味料の種類により味やたれの堅さがが変わりますので、最後はお好みに微調整してください。




人気ブログランキングへ