豚肉の自家製ソース煮



いつも秋になると紅玉リンゴを産地から取り寄せ、ジャムやコンポート、そしてソースを作るのですが、昨年は段取り悪く、取り寄せたリンゴは全部ジャムになってしまいました。当然のことながら、いつも作ってストックしているソースが残すところあと1本という状況になってしまいました。

先日買い物に行きたまたま紅玉リンゴを見つけました。これは、もちろんソースを作らないわけにはいきません。ということで、そのリンゴと共にソース作りに必要な材料を一緒に買い求めてきました。

我が家のソースの濃さや味は、丁度とんかつソースと中濃ソースの中間のような感じです。入れる材料は毎回決まっているのですが、メーカーまでは決めず手に入ったもので作るので、毎年同じように作っても味が微妙に変わってしまい、最後は自分の口頼みです。その為、毎年少しずつ材料それぞれの入れる分量が違ってきます。そして、どんなに調整しても出来上がった味も微妙に違います。しかし、それが手作りの良さと思ってその年その年の味を楽しんでいます。

去年のソースはちょっと味が柔らかくなりすぎ、おいしいのですが一度に使う量が多くなり過ぎる傾向にありました。今年はその反省も踏まえ味を調整しなければなりません。さて今年はどんな味になるのかしらと、作る前からわくわくします。

入る材料は、野菜では玉ネギ、人参、セロリ、りんごとイタリアントマトの缶詰等。他に各種スパイス、ワインやいろんな調味料なども入れます。

煮込むこと2時間、ブレンダーにかけとろとろの状態にして、さらに味を調整しながら1時間ほど煮込むと出来上がりです。

後は消毒した瓶に詰め、脱気したら全て終了です。

出来上がったものは、250g瓶に20本ほど。この出来上がったたくさんの瓶を目の前にすると、いつもの事ながら嬉しさがこみ上げてきます。そこが手作りの喜びでもあります。

今年の味は、いつもよりスパイスのきいた味に仕上げてみましたが、一月ほど寝かし味がなじんだときにどうなるのか楽しみです。

そして、いつも我が家のソースを心待ちにしていてくださる方にお届けするつもりです。さて、今年の味は気に入っていただけるでしょうか?!

我が家では、このソースはフライや目玉焼きにかけるのはもちろんなのですが、他に、焼きそばや煮込みもの、隠し味、また、ケチャップやワインを足してハンバーグ等のソースにしたりと応用範囲は広いです。

その中から、今回は豚肉の煮込みをご紹介します。

煮込みといってもぐつぐつと時間をかけて煮込むものではなく、材料を炒めてソースをなじませるように少し煮込む程度なので、とってもお手軽です。また、我が家では自家製ソースを使用していますが、これは中濃ソースとあれば赤ワイン少々で代用できますので是非お試しください。

今回一緒にいただいたものは、

赤梅 ジャガ芋のグラタン・・・・ふかしたジャガ芋を櫛形の切り、サラダ油と市販のイタリアンハーブソルト、黒胡椒をまぶしピザ用チーズをかけオーブンで焼いて。
赤梅モヤシと黒豆のサラダ・・・モヤシ、黒大豆の水煮、セロリ、キュウリ、ごま。フレンチドレッシングに少しお醤油を加えたドレッシングで。


野菜 豚肉の手作りソース煮 野菜

材料   2~3人分
豚細切れ肉     200g
玉ネギ       大1ヶ   繊維に直角になるように薄切りする
ニンニクみじん切り 小さじ1/2 
シメジ       1/2パック 根を切りばらばらにしておく
手作りソース    大さじ4  または、中濃ソース大さじ3~4とあれば赤ワイン大さじ1
コーンスターチ   大さじ1  150ccの水に溶いておく。コーンスターチがなければ片栗粉大さじ1弱で代用。
牛乳        100cc
サラダ油      大さじ1/2
塩、こしょう    少々
キャベツ      適量    千切り    

作り方
1)千切りしたキャベツを水に放ち、5分くらいしたらざるに取りよく水気を切っておきます。
2)豚細切れ肉に軽く塩こしょうしておきます。
3)温めたフライパンにサラダ油を入れ、ニンニクと玉ネギを加えよく炒めます。
4)玉ネギの水分がなくなったら、シメジを加えさっと炒め、塩こしょうした豚細切れ肉を加えしっかり火が通るまでよく炒めます。
5)手作りソースまたは中濃ソースと赤ワインを加え軽く混ぜます。
6)コーンスターチもしくは片栗粉を水に溶いたものを加え、とろみがつくまでよく混ぜます。
7)とろみがついたら牛乳を加えさらによく混ぜ、塩、こしょうで好みの味に仕上げます。このときもしコクが足りないようでしたらコンソメなどを足して味を調整してください。
8)よく水切りしたキャベツを大きめのさらに少し広げるようにのせ、その上にソース煮をかけます。

*キャベツは多めにしてください。また今回は、他にチーズグラタンがあったのでかけませんでしたが、上からパルメザンチーズをかけていただくのもおいしいです。