春先に殻付きのベビーホタテを買い求めワイン蒸しやバター炒め等にしていただきましたが、そのぎゅっと濃縮された甘みは、それはそれは感激ものでした。あれから半年以上が経ち、久々にあの味が食べたいな~とばかりに生食用の冷凍ベビーホタテを購入。
しかし時間をかけられるゆとりはないので、手早くできるお料理、パスタにサラダを添えていただく事にしました。
何の味付けがいいかと家族に問うと、口を揃えて「トマトソース味!」という返事が帰ってきました。
トマトソース味、そう、出来れば生のトマトソースで頂ければ最高なのですが、しかし、もう生のトマトをふんだんに使えるような季節ではありませんね。残念ですが、今回は我が家の定番トマトソースで作ることにいたしましょう。
トマトソースについては、以前にも「スパゲティーのグラタン」でご紹介しましたが、我が家では結構の割合でストックされているものです。しかし、今回は残念ながらストックがないので、これも作らなければなりません。
このソースは、以前のものとレシピは同じですが、今回は、スパゲッティーと同時進行でこのトマトソースを作りましたので、もう一度ご紹介しておきます。
缶詰のトマトを使ったトマトソースでつくったスパゲッティーは、生のトマトを使ったちょっとあっさりとした仕上がりのものとは違い、味も濃い仕上がりで、これはこれでいかにも秋にふさわしいような・・・
名付けて、秋味のベビーホタテトマトソースパスタの出来上がりです。
このパスタを作るときには手早さが要求されます。もたもたしているとホタテは固く、ブロッコリーは色が悪くしかも柔らかくなり過ぎ、そして、パスタもデレデレになってしまうので、呉々も注意してくださいね。
サラダはフェタチーズでも入れたいなという所なのですが、それは近所のスーパーでは手に入らないので、フェタチーズにはほど遠いとは思いながらも、手持ちのはんぺんをフェタチーズに見立ててサイの目に切り加えてみました。
食べてみるとはんぺんのお魚の味が結構濃く出て、今回のパスタには、かえってフェタチーズではなくて良かったかも知れないと思える程でした。
一緒に入れたものは、常にストックしている野菜たち、レタス、キュウリ、セロリ、ピーマンそして最近はまっている黒豆です。
ドレッシングはこれも以前ご紹介しましたオニオンドレッシングの作り置きがあるので、それをかけていただきました。いつものありふれたお手軽サラダでしたが、はんぺんのお陰でちょっと違った味を楽しむ事ができました。
後から考えると、クルトンも入れてハーブヨーグルトドレッシングでいただくというのもよかったかな?と。それは次回のお楽しみにする事にいたしましょう。
![帆立](https://emoji.ameba.jp/img/user/pe/pew/627086.gif)
![トマト](https://emoji.ameba.jp/img/user/ts/tsumegaeru/389873.gif)
材料 4人分
スパゲッティー 400~450g
塩 大さじ1
トマト缶(400g) 2缶 皮とへたの部分を取り除きざく切り
ニンニク 1片 みじん切り
玉ねぎ 小1/2ヶ みじん切り
グリーンオリーブ 3ヶ みじん切り
ベイリーフ 1枚
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
生食用冷凍ベビーホタテ 400g さっと水洗いし、くっつかないように離してバット等に並べておく
ブロッコリー 小1ヶ 小房に分け固茹でする
シメジ 1ケース 根の部分を切り、バラバラにする
ニンニク 小1/2片 薄くスライス
白ワイン 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
バター 10g
塩 少々
作り方
1)始めにトマトソースを作ります。温めた鍋にオリーブオイルを入れ、みじん切りしたニンニクを加えます。焦がさないようにへらでかき混ぜながら炒め、臭いが出てきたらみじん切りした玉ねぎを加えます。
2)玉ねぎが透き通ってきたら、ざく切りしたトマトとみじん切りしたオリーブ、ベイリーフを加え、焦がさないように時々かき混ぜながらとろっとするまで煮つめます。出来上がったら火からはずしそのまま置いておきます。
3)次にスパゲッティーを茹でます。
大きめの鍋にたっぷりの水とお塩を入れ沸騰させ、スパゲッティーを入れ少し固めに茹で上げます。
4)スパゲッティーが茹で上がる少し前に、ベビーホタテと野菜を炒めだします。
温めた大きなフライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクを加え、焦がさないように炒めます。ニンニクの臭いがしてきたら、塩少々をふり入れベビーホタテとシメジを加えさっと炒め白ワインを振ります。多少水分が残りますが、気にせずに次の行程に移ります。
5)バターを加え、ブロッコリーと茹で上がったばかりのスパゲッティーをいれ、全体にオイル分が行き渡るようにしながら手早くさっと炒めます。
6)トマトソースを加え、全体に行き渡るように炒めながらあまり時間をかけずにまぜます。