皮膚の状態は、ひどい時には汁が出たり腫れたり、皮膚の色も真っ赤だったり、場所によっては血行が悪い赤黒いような色をしているところもありましたが、今は、時々かゆみは出るものの一見すると皮膚の色はほとんど普段とかわらない迄になりました。
たまたま我が家でひどい皮膚病を起こした人がいたので、病人さんを抱えてお食事等に困っておられる方のなにかしら参考になればと思い綴ってきましたが、それもいよいよ終わりです。
食事の大切さは常日頃から感じておりますが、今回のことを通して改めて痛感しています。
そして、食事は、海のもの山のもの偏ることなく色んな食材で作られたものを皆で楽しくいただくことが、一番大切だということも。
さて今日は、気分を代えて、ここの所遠ざかっていたスパイスを使った献立にしてみました。とは言うものの、スパイスの量は控えめなので本来の味にはちょっと遠い出来上がりなのですが・・・スパイスの強い味が苦手な方には向いているかもしれません。
メニューは、ファラフェルという中近東でよく食されるひよこ豆に香辛料を入れてつくったコロッケのようなものです。そして他にもう一品チキンナゲットも作ってみました。
ファラフェルは、本来は乾燥ひよこ豆を一晩水に浸けて戻したものを使いますが、今回は思い立ってすぐに作りたかったので、缶詰のひよこ豆を使いました。缶詰のお豆だとかなり水っぽくなってしまうので、つなぎに小麦粉も足しました。また、これは本来油で揚げるものですが、缶詰のお豆の場合は水分が多く、うまく揚げる事が出来ないので、今回はフライパンで焼いてみました。
出来上がりは、乾燥豆から作ったものと違い、ほくほくとした感じではなく、少しべたっとした感じになってしまいました。
ちょっと残念
ファラフェルは、カレーに似た風味が結構癖になる味ではないかと思います。是非一度お試しいただきたいですね。
今回我が家では都合により省きましたが、ファラフェルはヨーグルトソースをかけていただきます。レシピにはソースも入れておきますので参考にしてください。
チキンナゲットは、子供たちが小さい頃に「一度山のようにナゲットを食べた~い!!」という要望に応えて作り始めたものです。
出来上がりの量に比べ、お肉を使わないので、経済的です。また、一個ずつにせずに、大きくひとまとめにしてオーブンで焼くとチキンミートローフにもなります。油で揚げたものよりさっぱりした出来上がりなので、お弁当に入れたりサンドイッチにも向いています。
その他のメニューです。
3色パスタのサラダ・・・3色パスタ、ブロッコリー、オリーブ、ピクルス、セロリ、人参、カラーピーマンをワインビネガー、オリーブオイル、塩と胡椒であえて
トマトのあっさりスープ・・・トマト、玉ねぎ、セロリ、ピーマンを入れコンソメ味で
揚げないファラフェル (写真左2個)
材料 10~13個分
缶詰ひよこ豆 400g ざるにあけよく水切りしておく
小麦粉 大さじ3
玉ねぎ 小1/2 ヶ すりおろす
ニンニク 小一片 すりおろす
クミンシード 小さじ1/8
コリアンダーシード 小さじ1/8
タイム 少々
塩 少々
胡椒 少々
プレーンヨーグルト 100cc
レモン汁 大さじ1
塩 少々
白胡椒 少々
作り方
1)ひよこ豆をフードプロセッサーで荒めにつぶします。
2)その他の材料を加え、もう一度フードプロセッサーを20~30秒くらい回し、全部の材料がよく混ぜるようにします。
3)温めたフライパンに油を薄く敷き、2つの大さじを使って種を丸く形作り、フライパンに入れ軽く上から押さえます。
4)両面によく焼き色が付いたら取り出します。
5)ヨーグルト以下の材料を全部混ぜてヨーグルトソースを作り、お皿に盛ったファラフェルの上からかけます。もしくはソースをつけながらいただきます。
*香辛料が無い場合は、変わりにカレー粉を少々入れると似た味になります。
*香辛料の量は好みに合わせて調節してください。
さっぱりチキンナゲット (写真右3個)
材料 25~30個
鶏胸肉 1枚
生パン粉 鶏肉の半分の量
植物性生クリーム 大さじ3~
レモン汁 大さじ1
玉ねぎ 小1/2ヶ すりおろす
塩 小さじ1/3
胡椒 少々
クミンシード 少々
コリアンダーシード 少々
オールスパイス 少々
ナツメグ 少々
クローブ 少々・・・他のスパイスの半分以下の割合にします
カルダモン 少々・・・他のスパイスの半分以下の割合にします
作り方
1)鶏胸肉の皮と脂、筋を取り除き2cmくらいの角切りにします。
2)切った鶏肉と他の全ての材料をフードプロセッサーに入れ、全体が一塊になるくらいまで混ぜます。途中一度開けて、固そうなら生クリームを少し足し耳たぶくらいの柔らかさに調整します。
3)手に軽く油をつけ、種を好みの大きさの小判型にします。
4)温めたフライパンに軽く油を敷き、ナゲットの中まで火が通り、両面が色づくまで焼きます。
*ミートローフにする場合は、あまり香辛料を多く入れない方がおいしいです。