主人の皮膚は、腫れは引き全体に広がっていた赤みも部分部分を残すだけになり、一時は、夜も寝られない程のひどかったかゆみからもかなり解放されるようになり、全体としてはだんだんとよくなってきています。しかし、疲れが増したりすると、一気にまた広がるような気配が・・・体力も落とさないように注意しています。

同じような症状の方に、食事制限をしたほうが治りが早くていいというお話をすると、必ずと言っていい程「そんなに制限を加えて栄養的に大丈夫なのですか?」と心配される方がいらっしゃいます。

でも、野菜は全般、白身だけとはいえお魚も、そして鶏肉、他に植物性蛋白も使えるのですから、ベジタリアンの方々よりも使える物は豊富です。シンプルでむしろ食事の原点とも言えるような食事ですので、栄養的には問題ありません。しいていえば、それらを使っていかにバラエティーに富んだお食事を作れるかということぐらいでしょうか。

食事の仕方一つで、病気を防ぐことも、場合によっては治すことも出来ます。

シンプルなお食事は自分の体が一番正直に反応してくれます。今回我が家でやっているように一度にたくさんの食材に制限をかけずに、一つずつはずしてみるのもいいかと思います。そうすると、お肉をたくさん食べないと体が軽く感じるとか、冷たい食べ物より温かい食べ物の方が胃腸の調子がいいといった具合に、普段は見過ごしているような些細なことにも気がつくこともあります。

時には原点に立ち返って口にではなく、体の声を聞いてみるのもいいのではないでしょうか?

お食事は目も味も楽しめるのが一番と判っていても、テンションが下がっているとなんとなく見た目が地味になってしまいがちです。
そんなときの我が家の助っ人役はトマトです。トマトは、生でも缶詰やピューレのような加工品でも、あの赤い色はお料理に華やかさを添えてくれ、また、色んな食材と相性がいいので、結構の割合で食卓に上ります。

今回もこのトマトにささえられて、蒸しジャガイモにトマトベースの野菜ソースをかけたもの、そしてもう一品、お豆をたくさん入れたサラダと共にいただきました。

*ミックスビーンズとパスタのサラダ・・・3種のミックスビーンズの水煮の缶詰、パスタ、茹で人参、ピクルス、セロリ、ピーマンを塩と胡椒、オリーブオイルで味付けます。

今回はソースにニンニクを用いていませんが、少し入れるとさらにコクが出ます。また、オリーブが苦手な方も多いですが、ソース等で一緒に煮込むとほとんど味は無くなり、特にトマトを使ったソースの時には、入れた方がグンとコクが増しておいしいです。

ジャガイモの量を増やすと、ブランチ等にはこれだけで頂く事ができます。

とまと 赤い野菜ソースと蒸しジャガイモ じゃがいも

材料   2~3人前
ナス        大1ヶ   みじん切り
セロリ               みじん切り
人参              みじん切り
玉ねぎ             みじん切り
ピーマン            みじん切り
(以上の野菜は、各々みじん切りした時に、なすのみじん切りと同じくらいの量になるように用意します)
イタリアントマト水煮缶 1缶  トマトは細かく刻んでおく
グリーンオリーブ    4ヶ  みじん切り
ベイリーフ       1枚
オリーブオイル     大さじ1
パセリ         少々  みじん切り        

ジャガイモ       大3ヶ  皮付のまま湯がいて、1ヶを6等分に切る
生椎茸         6ヶ   

作り方
1)温めた鍋にオリーブオイルを入れ玉ねぎを炒めます。続いてセロリ、人参、ナス、ピーマンを入れよく炒めます。
2)トマト、オリーブ、ベイリーフを加え、弱めの中火で煮込みます。水分が少なくなり、おしゃもじからポタッと落ちるくらいになったら火から下ろします。
3)椎茸はグリルで焼いて食べやすい大きさに切っておきます。
4)大きめのお皿に、ソースを敷き、その上にジャガイモと椎茸をのせ、さらに上からソースをかけ、パセリを散らします。

*椎茸はグリルではなく、みじん切りにしてソースに一緒に加えて煮込んでもまた違った味になります。